新橋演舞場で行われた、「吉例顔見世大歌舞伎」の夜の回を観に行っていました。今日は日曜日な上に、千穐楽でしたので、なかなかの人人人。しばらく休演していた仁左衛門さんも23日から復帰されており、仁左様ファンが大挙して押し寄せる、そんな雰囲気でした。

今日の演目は、「熊谷陣屋」「汐汲」「四千両小判梅葉（しせんりょうこばんのうめのは）」の3本。なんといっても、仁左衛門さんの熊谷がやはり素敵でした。

わたしは、2010年4月のさよなら公演での「熊谷陣屋」を見て初めて歌舞伎って面白いなぁって思ったのですが、なんで面白いなぁと思ったかが自分でもよく分からず（話自体はちっとも面白くないのです）、せめて自分の口でなんで面白いと思ったのかがうまく言えるようになるまではきちんと毎月見続けようと思って、それでまぁズルズルと見に行っている…というところがあるのですが、今日の熊谷を見て、ようやく自分自身が腑に落ちる説明ができそうな気がしてきました。2年半かけて、ようやく語彙が溜まってきたってことなんでしょうか。でもまだまだですけどね…。まぁ、とにかく、今日の熊谷は、仁左衛門さんの熱演がとっても素敵でした。

で、今日は、いわて銀河プラザで売っていた、「東北のおべんとう」（ＮＲＥ盛岡）を幕間に食べる。

ねぎ入り卵焼き、鰊甘露煮、南部鼻曲鮭のトバ味噌和え、鶏肉の照り焼き、舞茸の天婦羅、岩手昔豆腐の田楽、煮物（筍、人参、ふき、きぬさや）、帆立の時雨煮、一口昆布巻、うど味噌漬、漬物、ごはん（岩手県産ひとめぼれ）

どのおかずも好みの味付けで、とてもおいしかった。また買いたいなー。