日別アーカイブ: 2017/05/29

ラタトゥイユとパスタ

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日曜に大量に作ったラタトゥイユをパスタの具に。ラタトゥイユは、谷昇シェフの『ビストロ流ベーシック・レシピ』にあるレシピを参考に作りました。同じ著者の『ビストロ仕立てのスープと煮込み』も素晴らしい本ですが、この本も負けず劣らずいい本。煮込み料理に絞った後者と違って、こちらはデザート以外の洋食の代表的メニューをほぼカバーしており、眺めるだけでも楽しい。レシピはプロのシェフらしく、手を抜くところ、真面目にやるところが明確で、分かりやすいです。

ラタトゥイユ、いろんな作り方がありますが、谷シェフは、ピーマン以外は一緒に煮込むスタイル(ピーマンは一緒に煮込むと苦くなるからとのこと)。なすとパプリカは皮を剥き、すべての野菜を1センチ角に切って使います。玉ねぎ、なす、ズッキーニ、パプリカの順に鍋に加えて炒めていき、最後にトマト缶(本では生のトマト。ズッキーニの後に入れる)。最後に、別のフライパンで炒めたピーマンを加える。野菜が柔らかくなってなじんだら、いったんザルにあけて煮汁だけ鍋に戻し、煮詰めてから(ヘラでひっかいたら鍋底が見える程度)塩を加えて味を調え、そこに野菜を戻して、ざっと混ぜ合わせたら出来上がり。

鍋のまま一晩置き、保存容器に入れて冷蔵庫で保存。冷たいままつまんだら、かなり美味しかった。煮汁を漉すのは案外手間ではなかったし、しかも、こうした方が野菜の火の通りに余分な気を遣わなくて、逆に楽だった。いちいち振り塩しながら炒めるのも結構気を遣うものなので、最後に一気に味を決めるこの方法は、私にはありがたい方法かなと思いました。もちろん、パスタの具にしてもいい感じでした。

パスタを茹でている間に、同じ本からレタスのサラダ。四つ割りにして、水に浸けてシャキッとさせたレタスに、パルミジャーノを挟んで、マスタードドレッシングをかけたもの。絶妙の組み合わせで、とても美味しい。この1皿だけでワインが飲めます。夫には普通にちぎっただけで出して、叙々苑ドレッシングで食べて貰ったけど、このサラダは少し分けてあげれば良かったな。