日別アーカイブ: 2019/07/04

徳島旅行(4日目)

カテゴリー: 旅行 | タグ: | 投稿日: | 投稿者:

今日も早朝から徳島中央公園を散歩。徳島の旅も4日目にしてようやく青空が拝めまして、助任川河岸の景色も清々しい。

今日も、アオサギの集団がすごかった。

今日は、幼鳥も発見。子供は保護色なんだなぁ。

地元のライオンズクライブが寄贈した看板に、城山(徳島城が築かれた山)で見られる野鳥の一覧がありました。オオルリ、カワセミ、ゴイサギ、コゲラ、ヒヨドリ、センダイムシクイ、セグロセキレイ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワラヒワ、メジロ、シロハラ、キビタキ、ムクドリ、ジョウビタキ、ヤマガラ、キジバト、トビ、ツグミ、アオサギ。書き出してみると、沢山いるなぁ。街中の公園とは思えないラインナップ。

今日の朝ごはんは、たかしまコーヒー店へ。地元の人気店らしく、出勤前にお腹に入れていく常連さんや、電話注文で、朝から賑やか。ハンバーグサンドも気になったんですが、朝からあんまり飛ばすのもよくないな…と、モーニングセットから、ハムチーズサンドのセットで。

食後に、もう少し市内をぶらぶら。新町川水際公園でひと休みしていたら、かわいいカモの親子がいて、バシバシと写真を撮りまくってしまった。それにしても、徳島市街は、いい遊歩道が多いですね。

帰宅後に、ネットで徳島新聞を読んでいたら、「アイガモひな新たに4羽誕生」(2019.7.10 18:13更新記事)なんて記事があって、あれ、あの時見た子じゃないの、とちょっとびっくりしたのでした。地方紙って、こういう暇ネタも割と大きな記事で紹介してくれたりすることもあって、結構面白くて好きです。

さらに、街中をぶらぶら。徳島といえば青柳では? と思い、当然ランチですら食べることは叶わないけど、店先くらいは拝んでいこうかとお店を探してうろうろしたり(本店かなと思われる住所まで行ってみたのだけど、よくわからなかった)、「ブラタモリ」の徳島の回(#128阿波踊り、#129鳴門)で登場した場所をめぐってみたり。どうでもいい話ですが、この回で「ブラタモリ」は都道府県全制覇を果たしたそうです(初回放送から10年ほどかかっているそうです)。

上の建物は、阿波踊り誕生の再現ドラマシーンで登場した、料亭しまだ。あたり一帯、夜のお店や接待の時に使うような料理屋さんがひしめいている中で、不思議な存在感を醸し出していました。

街中にぐるりと川(新町川)が巡っていて、本当に気持ちがいい。

道は広いし、きれいに整備されているし、あまり高層の建物はないし、ごちゃごちゃしていなくて、いい街だなーと思うのですが、ひとつ引っかかっているのが、いままで歩き回ったエリアには、大型スーパーと本屋を全然見かけなかったということ。住宅地はもう少し駅から離れたエリアに広がっているってことなのかなぁ。

ホテルに戻って、最後にもう1回温泉に入ってからチェックアウト。荷物を駅前のロッカーに預けて、最後の観光へ。もう時間もないので、市街地にある観光施設をさっと回ります。

ところで、これはホテルのお風呂の出入り口に貼ってあった、振り込め詐欺防止の啓発ポスター。さすが徳島、阿波浄瑠璃なのかー、シブイ。と、ちょっと感心してしまった。阿波十郎兵衛屋敷も行ってみたかったんですが、時間が取れず残念。

やはり、徳島に来て、阿波踊りを生で見ずに帰るのはもったいないので、まずは「阿波踊り会館」へ。特設ステージで、生の阿波踊りが見られます。昼は会館専属の連、夜は有名連が踊ってくれます。これが結構面白い。

ちなみに、見るだけでなく、最後は観客もみんなでステージに上がって踊るのですが(事前に簡単なレクチャーがあります)、最後に、何人かピックアップされて「よく踊れましたよ」ということで、記念品を授与されます。私も、どこがよかったのか選んでいただき、会館オリジナル手ぬぐいを頂戴しました。ありがとうございました。おかげさまで、阿波踊りにかなり興味を持ちまして、帰宅後は、8月末にNHKで放送された、阿波踊りのダイジェスト番組まで見ちゃいました(さすがに、高円寺の阿波踊りは人が多いのでパスしましたが)。

会館2階の窓には、有名連の名入りの提灯が飾られていますが、これでもまだ一部なんですってね。阿波踊り会館HPの有名連紹介ページ、動画もあって、かなり楽しい。

お昼は、もう1回徳島ラーメンも捨てがたかったのですが、昨日食べたパンがとてもおいしかったので(コーヒーも)、再び、可否庵へ。私は、ベーグルセットで、アボカドエビチーズ。中身もたっぷり、サラダもたっぷり。サーブされたときに、「食べにくいかもしれないけど、ごめんね」といわれたんですが、食べづらさは全くありませんでした。

ベーグル自体がものすごくおいしくて、程よい歯ごたえで、気合入れてかみ切らないとダメってこともなく、とにかくおいしい。中身も、アボカドが程よくマッシュされていて、エビとチーズも食べやすいサイズに切り分けられていて、ベーグルとしっかりなじんでいて食べやすい。ベーグルサンドってのは、ほぼ、食べるのにやや不都合があるものだと思っていたのですが、普通のサンドイッチのように食べられるものもあるんだなぁ。おいしかったなぁ。

ランチタイムだったのですが、ふとまわりを見ると、ちょっとおしゃれな感じの若い女性の一人客が目立ちました。そうだよな、昼休みくらい、人に気を遣わずに過ごしたいよね。

ひとつ悔やまれるのは、店頭に、オーバッシュクラストのベーグルがいろいろ置いてあったのに、なにひとつ買わなかったこと。旅先でパンって…と、一瞬躊躇したのがまずかった。荷物は大きくなってもいいから、欲しいものは買って帰らんと。

照りつける日差しを避けるべく、徳島城博物館と、併設の旧徳島城表御殿庭園へ。このお庭が素晴らしかったです。入場料は、博物館が200円で、庭は50円なんですが、これで50円はすごいな。

お庭を作ったのは、上田宗箇という茶人だそうですが、阿波青石を贅沢に使ったダイナミックな雰囲気のお庭で、大変素敵でした。検索したら、元武士で、古田織部のお弟子さんなのですね。

全然人がいなかったので、足を踏み入れていいエリアとダメなエリアが全然わからず、ちょっとドキドキしました。ところで、検索していたら「おにわさん」というサイトを発見しまして、なんだかすごいなぁ…と思ったので、リンクを貼っておきます。

こんなところにも、アオサギの子。どうやってきたんだろう。もう、飛べるのかな。

時間的に、立ち寄れるのはあと1か所くらいかな…といった微妙な時間帯。早めに空港に行って手じまいしちゃうのもありだったけど、まぁせっかくだからと、ひょうたん島クルーズへ。結論としては、ここ行ってよかった。気持ち良くて、水辺の街・徳島を十二分に堪能しました。

なお、船賃は無料ですが、保険料として300円が必要です。ライフジャケットを着用して乗船します。遊覧時間は30分ほどです。

ボートは10名ほど乗船可能な大きさなんですが、この時はたまたま乗客は私たちだけで、貸し切り状態。船頭さんも気さくな人で、いろいろ解説しながら進んでいきます。思ったよりスピ―ドを出していて、風切る感じが気持ちいい。そういえば、「ブラタモリ見ましたよ」と言ったら、タモリさんは3月9日に来たなぁ、と言っていました。

上の写真は、「お城(徳島城)の松だよ」といわれて撮影したもの。藩政時代からの松だそうで、そう聞くと、ありがたみがぐっと増す感じ。

眉山です。万葉集にも歌われている美しさですからと、誇らしげに説明してくれる様子が、街の大事なシンボルなんだなぁという感じが伝わってきて、私もなんだか敬虔な気持ちになります。ちなみに歌は、「眉のごと 雲居に見ゆる 阿波の山 かけて漕ぐ舟 泊しらずも」。

市街地の中にぐるりと川が巡っているだけあって、とにかく橋も多い(全部で22)。しかも、水面が高いので、結構ギリギリ。平日は15時40分が最終ですが、なぜかというと、それ以降潮位の関係で水位が上がるからだそうです。

橋の下を通るたびに、ちょっとドキドキ。私が乗った時間はまだお昼ちょいすぎでしたが、ここ数日の雨の影響もあって、もうすでに、たっぷりめでした。

それにしても、30分とは思えないほどの充実したクルーズでした。7月8月は夜もやっているそうで、そうか、昨日でも一昨日でも夜に乗りに来ればよかったな、と。きっと、気持ちいいし、きれいだと思います。

さて駅前に戻って、最後に、もう一度味わっておこうと、舩本うどんで、鳴ちゅるうどん(徳島うどん)。やっぱりおいしい。そして、少し残念だったのが、メニューを見て気になっていた「ばら寿司」が、今回も品切れだったこと。写真を見ると、金時豆が入っているようなので、ってことは、「金時豆入りかきまぜ」なんだろうなぁ。

徳島では、いわゆる「ちらし寿司」のことを「かきまぜ」と呼ぶそうで、私の好きな庄野潤三の晩年シリーズでは奥様が頻繁に作るシーンが出てきます。機会があれば食べてみたいな、と思っていたのですが、そもそも今回の旅行ではご飯ものを食べる機会がほとんどなかった。これもまたの機会に持ち越しです。

食後は、お土産物色タイム。夫は、俺、コーヒー飲んで待ってるわというので、「行ってみたい店リスト」の中から森珈琲店という喫茶店を勧めたら、とってもいい喫茶店だったとのことです。

パンパンになったコロコロを引っ張って、空港行きのバスに乗る。さようなら徳島。

行きは18時間もかけて行ったのに、帰りは飛行機で1時間。むしろ、羽田から自宅までのほうが時間がかかるわって状態。飛行機ってすごいよな。

荷物を解いて、風呂入って、徳島のソウルフード、金ちゃんヌードルで一息入れる(ちなみにこれは、旅行前に交通会館の徳島・香川トモニ市場で買ったもの)。カップヌードルより優しい味わいで、好きだな。

食後に、菓游 茜庵のほんわらび。これが、また、とってもおいしい。本当はね、ここの本店のイートインでお茶したかったんだけど、行けなかったので、そごうの地下で購入。雰囲気のいいお店だったし(順番待ちの間に、じゅうす すだちを出してもらった)、お菓子もすごくおいしかったので、今度はぜひ。お茶は、あるでよ徳島で買ってきた、阿波藍茶。かすかな酸味があって、お茶というか、ハーブティーみたいな味わいでした。

ホント、徳島の旅、楽しかったです。初めて四国上陸も果たしたし、色々まわれて、大満足の旅でした。