昨日、「7月2日は半夏生」というポップとともに、ゆでだこ（モーリタニア産）が安売りされていたので思わず買ってしまいました。たこといえば、私なんぞは、たこ刺し、たこブツ、くらいしか思いつかないのですが、夫が「以前お土産でいただいた、あのたこじゃが煮込みが食べたい」というので、思い切ってチャレンジしてみた次第。ちなみに、夫はたこを軟らかく煮たものなら何でも好きなようで、桜煮も好きです。

桜煮も含めて以前からリクエストされていたのですが、どうにも気が進まなかったのは、「たこを加熱すると硬くなるんじゃないか…」という疑念が拭い切れないからです。確かにいただいたたこの煮込みは柔らかくて美味しかった。しかし、あれは名人が作ったから美味しいのであって、私じゃね…とか思うのですが、しかしたこの煮物の魅力にも逆らえず、失敗したらええそれまでよと。

たこは、炭酸水で煮たり、重曹を入れて煮ると柔らかくなるそうで。あと、玉ねぎと一緒に煮ると軟らかく煮上がるとか、まぁいろいろあるようです。とりあえず今回は時間で勝負してみるかと、弱火でゆっくり長時間煮る方法でやってみる。分量は今回使用した量。備忘録にメモ。

● ゆでだこ　600グラム（最終的には2回り半ほど縮んだので切り分ける際注意）
● にんにく　2片（薄切り）
● 赤唐辛子　1本（種とって）
● たまねぎ　中サイズ1個（スライス）
● セロリ　1本（葉っぱも含め小さめの、軸はスライス葉はみじん切り）
● トマト缶　1缶
● 白ワイン　2カップ（トマト缶と合せてひたひたになる量）
● ローリエ
● じゃがいも　2個
● パセリ

たこは、煮込み始めてから30分くらいに見たら急激に縮んでコチコチで「やべー」と思ったのですが、ぐつぐつにならない火加減で1時間ほど加熱し続けたら柔らかくなり始め、1時間半過ぎには十分食べられる感じになっていました。この段階で蒸しじゃがを加えてさらに煮込み、最終的には2時間ちょい煮込みました。

出来上がりなのですが、初めてにしてはなかなかおいしくできた気がする。なにより、たこがとても柔らかく煮上がっていたので、概ね合格点かな。夫も褒めてくれたし、ヨカッタヨカッタ。ただ、酒臭いとか（アルコールの飛ばし方が甘かったか、安いワインを使ったのがいけなかったのか）、生臭い（夫は若干気になると言う、どうしたらいいのか）とか細々反省点はあるので、また近いうちに作ってみたいです。

パンは、フルールのバゲット。