日別アーカイブ: 2013/07/18

ちもと

ちもと by nekotano

結婚記念日のお祝いということで、一泊で軽井沢に行ってまいりました。今年で8年目かー、よく頑張ったなー(誰が?)。

「軽井沢に行こう」と言われた時、正直言うと、「なんで?」って思ったのですが、行ってみるとなかなかいいところでした。夫はこの辺には若干土地鑑があって、それは便利な反面、ウザかったりもしたのですが、概ね楽しかったです。テレビでよく見る、かの有名な旧軽井沢をぶらぶらできたのも楽しかったし、万平ホテルに泊まったのも楽しかった(旧館じゃなきゃヤダとわがままを言う)。ずっと行ってみたいと思っていたコーヒー屋さんにも行けたし。でも、一番楽しかったのは、碓氷峠に行ったことでしたね。天気が良くてホントによかった。眺めも最高。ホントによかったです。

旅メモは後日アップすると云う事で、日常雑記のほうを先に。

写真は、「軽井沢に行ったらやりたいこと」リストのひとつだった、「『ちもと』のちもと餅を食べる」を果たしたところです。

「ちもと」というと、東京にいる人間だと目黒にあるとっても有名な人気店の、老舗の和菓子屋さんを連想する人が多いと思うのですが(私も)、実は、軽井沢のこの店とは親戚筋のようなものだそうです。

ネットでいろいろ見知った情報を私なりに整理すると…、そもそも「ちもと餅」の原型となるお菓子は、江戸時代に大変流行した創作和菓子のひとつだったそうです。簡単に言うと求肥ベースの餅菓子ですが、羽二重餅に似たぷるんぷるんの柔らかい口触りが江戸っ子に受けたってことなんでしょうかね。それを復刻した人がいて(それがいつなのかがわからんかった)、その人はまず日暮里に店を出したそう。その後、軽井沢に移転(軽井沢ちもと)、ここからのれん分けしたのが目黒にある「御菓子所ちもと」、千葉県市川市にある「手児奈の里本舗 市川ちもと」、箱根湯本にある「湯もち本舗ちもと」なんだそうです。

竹の皮の包みを開くと、中身は、思ったよりも大きいなというのが第一印象。でも、食べてみると、思った以上に軽い、食感が。イメージ的にはマシュマロを食べてるような、そんな感じです。さっくりした食感の求肥で、甘みは黒糖、ところどころ胡桃が入っているのがいいアクセントで、あっという間に食べてしまいました。美味しい。

もっと買ってくればよかったかなーと思いつつも、長年の憧れが叶えられて満足した一瞬でもありました。他のお餅もとてもおいしそうでしたよ。