日別アーカイブ: 2015/09/22

満月

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頂き物の、満月の京納言

満月と言えば、阿闍梨餅しか知りませんでしたが、こんな棹ものもあるのですね。封を開けると、羊羹とイメージしていたよりもはるかに柔らかく、粒あんをごくゆるいつなぎで固めただけ…という感じ。身も蓋もないけど、羊羹というよりも、固形のあんこといったほうが正しい。もちろん、美味しい。

で、春餅を食べながら、このピンで京納言を包んで食べたら、これはこれでおいしいのでは? と思って、食後にやってみる。ついでに無塩バターもプラス。私の大好物のアンバターパンですな。

狙い通りぴったりで、ガワの分厚いきんつばというか、あんこ巻というか、なかなかおいしかった。春餅、応用範囲が広いなぁ。

冬瓜と干しエビの煮物

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昼に作った春餅がやたらと美味しかったので、夜、同じく『ウー・ウェンさんの北京の暮らしと季節の家常菜』のレシピでもう一回作る。焼くのがやや面倒ではありますが、湯の温度を調節する必要がないし、発酵がいらないのでその分気楽ではあります。

今回は、昼間よりも、シッカリ、ツヤが出るまでこねてから焼いてみました。焼き時間はさすがに10秒ずつって厳しいので、昼間と同じく弱火で1分半ずつ。なんとなくですが、しっかり捏ねたほうが、焼きあがりが固く締まった気がします。夫も私も昼間に食べた、ふかふかもっちりな食感のほうが好きなので、今度はこね具合を調整しつつ作ってみようかな、と思いました。もちろん、今回作ったのも、美味しかったのですが。

おかずは、空芯菜の炒め物。赤唐辛子とニンニクみじん切りを炒め、葉、茎、茎の太い部分と切り分けた空芯菜を太いところから順に炒めていき、オイスターソース、シーズニングソース、酒を各小さじ1ずつ混ぜたものを加えてざっと炒め合わせる。今日のはおいしくできた。

『北京の暮らしと季節の家常菜』に載っていた、冬瓜と干しエビの煮物。冬瓜、嫌いじゃないけど、作りなれないので、美味しく作るのは難しい。夫用に、ベーコンさっと炒めと青じそ。

残り物と春餅

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昨日は二人してお出かけ用の靴で都心を歩き回ったものだから、身体へのダメージが半端ない。私は男は所詮ドレッシーな靴を履いていてもヒールの靴を履いたときのダメージに比べれば大したことはなかろう…と思っていましたが、夫から、普段スニーカーを履き慣れた足にはフォーマルの靴ってのはしんどいものなのだと力説されて(夫は洋服には無頓着なくせに靴には金をかける習性があって、むやみにイイ靴をいっぱい持っている。靴代の1割でも洋服に回すとだいぶ見た目の印象が変わると思うのですがね)、慣れないものを身につけるしんどさは男も女も変わらんものなのだなぁ…と反省したのでした。

しかし、ごろごろしてても腹は減る。冷蔵庫の作り置きや半端品をかき集めておかずを揃えたけど、ご飯って気分じゃない。パンを買いに行くのは億劫だが、自分で作るのも面倒。だったら、発酵のいらない餅(ピン)でも作ろうかな、久々に。だったら、ウーウェンさんの本だな…とごそごそ探して、一番最初に目に付いた『ウー・ウェンさんの北京の暮らしと季節の家常菜』の春餅のレシピでちゃちゃっと作る。

薄力粉、強力粉100グラムずつに、熱湯170ccを加えてざっとまとめて15分。台に乗せて捏ねたら、16等分に切り分け、軽くつぶして片面に油を塗り、2つ重ね合わせてのばしたらフライパンで両面合わせて3分ほど焼き、ベリッとはがしてお皿に並べる。

本当は捏ねるときに「ツヤが出るまでこねる」とあったのだけど、生地が熱くてそれどころじゃなかったので、ざざっと捏ねただけだったし、焼き時間は「片面10秒ずつ」だったのだけど、1分半は焼いてました。

それでも、出来上がりは、今まで作ったピンのどれよりも、美味しくできました。外側はかすかに香ばしく、食感は程よくもっちり。冷めてもパサつかずしっとり。なんでだ、謎。「どうしたんだ、突然変異のように美味しいじゃないか!」と夫もびっくり。

おかずはキムチとカニカマいり玉子焼き、いんげんのくたくたオイル煮、サラミに青じそ、オクラのヨーグルトカレー、豆のカレー。どの料理にもよく合ったけど、カレーにも合っていたのが意外な収穫でした。