日別アーカイブ: 2018/07/08

横浜旅行 1日目

7月に結婚記念日があるため、これまでの慰労と、これからもよろしくという意味を込めて、この月に長めの旅行をすることが多いのですが、今年も無事に楽しむことができました。行き先は昨年と同じく横浜。電車で1時間ちょっとのところに住んでいるので、それって旅行先か⁉ と思わなくもないのですが、いざ行ってみると、横浜ってやっぱり観光地ですよねぇ。十分旅情に浸ることができました。と言うことで、以下、記録です。今年もよく食べました。

【 昨年の横浜旅行の記事 】
1日目(勝烈庵、馬車道十番館、イル・ジャルディーノ)
2日目(ル・ノルマンディ、えの木てい、喜久屋、山東)
3日目(謝甜記、ドトール、ラ・テラス、ザ・カフェ、同發本館)
4日目(サンマルクカフェ、東林)

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横浜での第一食はどうしようか…と色々考えたけど、夫が「やっぱり、横浜まで来たら、まずは勝烈庵だろう」と力強く言うので、馬車道の本店へ。昨年は駅からの道のりを少し迷ったけど、今年は迷わない。案外駅から近いところにあるのですね、去年は遠いなぁ…と思ったのだけど。

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お昼時をやや外したとはいえ、休日ということもあって、人は多い。ただ、運のいいことに、2人席がポコッと空いていて、すんなり座れた。メニューは色々あるんだけど、迷わずに、ふたりとも、勝烈定食を注文。「ご飯は少なめでお願いします」といったら、ちゃんとお茶碗半分で出してくれて嬉しかった。「足りなかったら、言ってくださいね」と、言葉を添えてくれたが、いえいえ、ばっちりでしたよ。

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勝烈庵といえば、やはりこの独特の甘いソースがご馳走。「とんかつは塩(もしくは、なにもつけない)」の夫も、ここだけはソースで食べる。何とも言えないまろやかなソースで、さっぱり揚がったカツはもちろん、キャベツにもご飯にも合う。大きなポットで出してくれるが、やはり半分以上なくなってしまう。

ご飯ももちもちでおいしいし、赤だしの濃さもちょうどよく、おしんこは大根の細切りを塩でもんだものというところも嬉しい。万事に気が利いている感じも好きです。今年もおいしかったなぁ。

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食後のお茶も、昨年同様、馬車道十番館へ。この日は、上のレストランで結婚披露宴っぽいことをしている方がいらっしゃったようで、なんとなく華やいだ感じの一群をお見掛けしました。

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ロシア風ジャムティー。紅茶はポットでサーブされ、いちごジャム、アプリコットジャムにウォッカが添えられます。ウォッカを全部飲むのは怖かったので、小さじ1杯ずつくらいにしましたが、うん、いい感じ。思ったよりさっぱりしたお茶で、おいしかったです。

夫はオリジナルブレンドコーヒー。何気なく頼んだので途中まで気づかなかったのですが、コーヒークリームとホイップクリームが一緒にサーブされていました。ウィンナーコーヒーとしても楽しめるとのこと。

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十番館プティングロワイヤル。硬めのプリンの上にアングレーズソースがたっぷりかかり、バニラアイス、チョコレートアイス、ホイップクリーム、フルーツが添えられた、いわゆるプリンアラモード。

去年カスタードシュークリームを食べた時に、カスタードがとてもおいしかったので、きっとプリンもおいしかろうな…と思っていたのですが、とてもおいしかったです。添えられたアイスも、クリームも、フルーツもすべて美味しかった。

何の気なしに「俺もひと口ちょーだい」と食べた夫が、そのあとバカ食いしていたのには笑っちゃいましたが、それも納得。玉子が濃いのにくちどけが良くて、程よい甘さ。素朴なのに洗練されている感じで、こういうプリンって、なかなかお目にかかれないのよねぇ。

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1階が喫茶で、上の階はレストラン。お客さんはひっきりなしで、お店の人も忙しそうですが、なんとなくおっとりした雰囲気もあって、好きな喫茶店です。

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お会計して外に出たら、なんかレトロな感じのものがあるなーと思ったら、大正時代のものだそうです。牛馬飲水槽といって、牛や馬が休憩の際に水を飲むための水槽とのこと。当時の物資の輸送は、まだ牛馬が主流だったそうで、こういう休憩所があちこちにあったのですね。形もそうだけど、文字の雰囲気もいい。

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今年も、ホテルニューグランドにお世話になります。休日の午後ということもあって、ロビーはすごい人。ホテルって、泊まるだけじゃないですもんね。食事会だったり、結婚披露宴だったり、色んな人がおります。

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ニューグランドと言えば、やっぱりこの青絨毯をひいた階段。写真撮りたくなるよねー、でも、一度としてきれいに撮れたことがないんだけど…(実物はもっと雰囲気があります)。

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こういう看板あったけど、誰か使う人いるのかな。

その「いいね!」の数(19,271,201件)の根拠が分からなかったのだけど、どうやら開業の日である「1927年12月1日」に由来するっぽい。今年は開業90周年とのことで、いろいろ記念催事があるそうです。

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部屋から見える氷川丸。横浜来たなーって感じがする。すごくいい天気です。

ここから、夫は昼寝、私は中華街へお買い物。

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去年は昼間に中華街をふらついたのが平日だったので、あんまり人もおらず、ちょっとした異国感がありましたが、今年は日曜の午後ということで、まぁすごい人。相変わらず、道端で王府井の焼き小籠包を食べる人の多さに驚きましたが、でも、やっぱりこの暑さですから、肉まん系の食べ歩きはちょっと苦戦しているようにも見えました。中華街って、日影がないのよ。

私は、食材店を4~5店回って、買いたいものを買い(夫はその量に驚いていた)、今回の旅行用にピックアップしてきたお店の場所を下見。普段の旅行はそこまでマジメじゃないんだけど、中華街みたいにお店が多いところに行くときは、それなりに予習はしていきます。疲れていたり、お腹減ったりしているときの決断力ほど、アテにならないものはないので。

さすがにくたびれて同發新館で休憩。あったかい凍頂烏龍茶とエッグタルト。イメージに反して、全く甘くないのに驚いた。よく考えたら、中華菓子ってド甘! ってのって、お目にかかったことないかも。

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夜は、朝陽門から中華街に入って、わりにすぐのところにある南粤美食(なんえつびしょく)へ。海老雲呑麺がおいしいお店と、矢作俊彦さんのTwitterで見て以来気になっていたのですが、昨年は行きそびれてしまったので、今年は絶対いくぞーと。ちなみに、「粤」は広東を示す漢字だそうで、中国人ならこの字を見るだけで、ああ広東料理の店なのねとすぐ分かるそうです。

予約なしで行ったけど、すんなり入れた。でも、3人以上の時は、行く前に電話したほうがいいと思います。

海老雲呑麺以外にも、いろいろ看板料理があるんですが、そのうちのひとつである丸鶏の塩蒸し焼きは終わっちゃったので、とりあえず、きゅうりのXO醤和えと紹興酒、夫は青島ビール。写真に写ってないけど、腸詰も頼んだ。おいしい。

私は海老雲呑麺、夫は煲仔飯(ボウチャイファン)を頼んで待つ。広東語で煲は鍋、仔は小さいという意味で、いうなれば土鍋で炊く炊き込みご飯ですが、香港風釜飯と紹介されることが多いようです。この店では数種類の煲仔飯が食べられるのですが、夫が注文したのは貝柱と干し豚バラ肉の入ったの(瑶柱腊肉煲仔飯)。「嵐にしやがれ」で紹介されたことがあるようで、その時テレビで紹介された、干し豚バラ肉とスペアリブの煲仔飯には「おすすめ」の文字がありました。

カウンターの上には、いかにも中国っぽい感じの乾物を積めた瓶が並んでいたり、干し魚や干し肉がぶら下がっていたり。カウンターの向こうから麻辣油の辛い粒子が飛んできて、私まで少しむせるほどの、パンチ力だった。こじんまりしたお店ですが、なんとなく落ち着く感じもあります。

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お待ちかねの、海老雲呑麺ですが、なんですか! これは! すごく、おいしかった!! 海老雲呑もさることながら、スープもおいしい、そして、香港独特のこのカサッとした麺(ゴム麺と言う人も多い)が、何とも言えず好き。夫の貝柱と干し豚バラ肉の釜飯もとってもおいしくて、目の覚める気分。わー、おいしいー、すごくおいしいねー、としか言わないまま、食べ終わる。

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満腹ほろよいで山下公園を歩く。ずらりと並ぶベンチにはカップルしか座っておらず、そこは、数十年前と変わりないのね、と思う。

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ホテルに戻って、ウーロンハイと、うずらピータン。夫は、マーラーカオ。1日目からおいしいばっかりで、いい旅を楽しんでおります。

きゅうりのライタ

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

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これから旅行に出るので、朝ごはんは簡単に。最後に1本残ったきゅうりをライタ(ヨーグルトサラダ)にして、さっぱりと。夫にはクラッカーとクリームチーズ。

お気に入りのももジュースをデザート代わりに。