日別アーカイブ: 2019/02/04

ジュウニブンベーカリー

新宿による時間があれば、ジュウニブンベーカリーに寄ることが多いのですが、いつものお気に入り(12/10食パンとレーズンブレッド)を買うと、せいぜい買えるのはあとひとつということになり、全種類制覇というのは、遠い道のりだなぁと訪れるたびに思います。しかも、最近は、食が細くなったので、食パンを買うのが精いっぱいということも多くなり、新規開拓の機会はより遠くなるばかり。

ただ、今日はちょっとおなか具合に余裕があったので、ようやくお初をひとつ。ショコラと紅茶のブリオッシュです。

こんなごついチョコレート、ちゃんとパンと一緒にかじれるのかしらと思いつつ食べましたが、杞憂でした。チョコは程よく柔らかくて、パンとの一体感はばっちり。紅茶味のブリオッシュにミルキー感の強いチョコのバランスも素晴らしく、めちゃくちゃおいしかったです。ちょっとしたケーキと変わらないお値段なのですが、それも納得の美味でした。

お弁当

二月大歌舞伎の昼の回を見に行ってきました。「すし屋」「暗闇の丑松」「団子売」の3本。

すし屋は、尾上辰之助の追善(三十三回忌)でもあるので、音羽屋型です。よく考えると、すし屋は松島屋のばかり見ているので、今日のすし屋は新鮮でした。話の筋は同じなのに、違う芝居に見える…、不思議です。それにしても年末に南座で見たすし屋は絶品だったなぁ…と思いつつ、今回は今回で面白いのだから、歌舞伎って奥が深いなぁと思うのです。

暗闇の丑松は、とにかく菊五郎をたっぷり満喫出来て、楽しかった。正月の国立に行っていないので、菊五郎を見るの、久しぶりなんで嬉しい。ただ、個人的には好きなお芝居なんだけど、ところどころイラっとしてしまうのは、世代的なものなのでしょうか(いくら携帯のない時代の話とはいえ、ちょっと男に甘いというか、都合のいい話過ぎる気がするんですよね)。とはいえ、長谷川伸なのでなんというか全編が見どころのようなものだし(セリフがキレッキレ)、大詰(相生町の湯釜前)のサスペンスみのある演出は面白くて大好きなので、これからも定期的に上演してほしいなぁと思うわけです。松緑さんもいいけど、芝翫でも久しぶりに見たいなぁと、ひそかに希望。だいぶ前に、橋之助(今の芝翫)で見たのがすごく印象深いのです。

辛気臭い話の後に、明るい舞踊で締めて、バランスのいい座組でした。

お弁当は、乾燥湯葉を戻して刻んで、干しシイタケ、実山椒、鰹節と一緒に薄く炊いたものに、かまぼこを加えて、玉子でとじたものを、ご飯に乗っけたもの。見栄えは悪いけど、あっさりしていて、幕間弁当にはちょうどいい量でした。