日別アーカイブ: 2019/02/26

めかじきの豆豉ソースがけ

めかじきの切り落としを買ってきていて、ピチットに包んで置いていました。ここから塩をなじませてからオイルで煮るか、スープで煮てオイルに漬け込むかで、つまり手作りツナぽいものを作ろうと思っていたのだけど、夫が「しばらく保存食はやめておこうや」というので、ふむーと考えて、『有元葉子の魚料理』にあった、生鮭を焼いて、豆豉ソースを絡めて食べるレシピを真似してみる。夫は豆豉が好きなので、豆豉メインのソースだったら、魚も食べるんじゃないかと思って。

豆豉ソースは、有元さんの他の本でも出てくるもので、多分すごく有元さん自身がお気に入りなんだろうと思うのですが、そこそこ有元さんの本を持っていながら、私は作るのは初めて。作ってみて、なんでもっと早く作らなかったんだろうと後悔しました。簡単で美味しい。これ美味しいわー。

刻んだ豆豉、生姜、すりおろしにんにく(生のにんにくが苦手なので私はパスしました)、豆板醤、酢、しょうゆ、ごま油を混ぜるだけ。レシピでは3等分して焼いた生鮭(粉もはたかず)に絡めるだけでしたが、めかじきでもイケましたよ。多分、脂っこくない肉でも合うと思う。

期待通り夫もこのソース、ものすごく喜んでくれましたが、ソースの中の刻んだ豆豉だけをつまみながら、「このソース、すげーうまいわー」と言っていたのが、ちょっと気になったけど、まぁいいか…。今度は、ヒレ肉でやってみよう。

Base

カテゴリー: 昼食, 外食 | 投稿日: | 投稿者:

数年前に雑誌(『料理通信』2016年10月号)で知って以来、機会があれば一度行ってみたいなと思っていた、Base(バーゼ)に行ってみました。それにしても、茗荷谷って、ピンポイントで目的がないと、本当に行く機会のない場所です。坂が多くて、静かで品のいい、古くからの住宅地という感じでした。

多分、ご近所さん以外は、車で行くのが一番早いという場所なんじゃないかと思うところにお店がありましたが、意を決して中に入ると、時間帯的に当然誰もおらず、入った瞬間に「うちは、具なしのパスタ1種類だけなんだけど、いい?」と、ガツンと言われます。お店の方は、俳優の田中要次から8割がた愛嬌を抜いた雰囲気で、声も似てるかな。事前に学習していったから大丈夫だったけど、まったく知らんで行ったら、かなりビビります。なんていうのかな、ある種、頑固おやじのラーメン屋に似てる。

でも、「1人前ずつ出しますよ、レディーファーストで」と言っていたので、ああ、そういうことは言えるんだ、さすがイタリア…と思いながら待ちます。といっても、すぐにゆで上がるので、ほとんど待たずに出てきます。

一口食べたときに、不遜にも、あー、私この味知ってるーと思いました。イタリアのtさんちで頂いた手打ちパスタのあの感じ。もちもちは皆無で、ひらひらと歯触りがよく、じんわり美味しい。塩もチーズもオイルも抑制されていて、完全に麺が主役でしたが、味が物足りないということがなかった。普段作っている料理は、どれだけ過剰に味をつけているのかと、思い知らされたというか。うーん、なんか色々考えてしまった。

本当は、トルテッリーニもあるんだけど、たまたま切らしていたんだって。この麺で食べるトルテッリーニはさぞやおいしいだろうな、と思う。また行ってみたいです。

パスタだけとはいえ、麺たっぷりなのでお腹いっぱい。腹ごなしに、小石川植物園に寄りました。そろそろ終わりの河津桜と、奥の梅林だけが少しだけ鮮やかで、あとはまだひっそりとしていました。でも、広大で、静かで、最高ですね。ご近所の方がうらやましい。

この後、なんと、調子づいて春日まで歩きました。シビックホールの展望台についたときは、もうへとへと。アヴランシュゲネーまで寄る元気もなく(ここのケーキ好きなのに…)、手ぶらで帰りました。よく歩いた1日でした。

ギャラリー喫茶店・古瀬戸

神保町をぶらぶらして、ギャラリー珈琲店・古瀬戸 でひとやすみ(昔は、カフェテラス古瀬戸といったが、リニューアルして少し名前を変えたようです)。本当はラドリオに行きたかったんだけど、入り口に「せっかく来てくれたのにごめんね」の看板がかかっていたので、臨時休業だったのかな。残念。

ランチタイム前のほとんど人のいない店内で、コーヒーとシュークリーム。ゆっくり本を読んで時間をつぶす。ここのシュークリーム、皮がちゃんと温められていて、中がしっとり、外がパリッとした状態でサーブされます。クリームはカスタードじゃなくて、生クリームベース。半蔵門のローザー洋菓子店のシュークリームに、雰囲気が似てます。

すごく独特だなーと思いつつ、何となく、大昔に食べたことがあるような気もする、不思議にノスタルジック感のあるシュークリームでした。

この後、仕事終わりの夫と待ち合わせしたんだけど、「古瀬戸にいる」とだけ連絡したら、神田小川町のほうの「古瀬戸珈琲店」(同じオーナーの店だそうです)のほうに行ってしまい、無駄に歩かせてしまった。すまん。