月別アーカイブ: 2016年12月

どさん娘

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何となく数日前から、なんていいますか、いかにも昔風の店屋物っぽいラーメンが食べたい…と、頭の片隅でじわじわ思っていたのですが、それを夫に言ったら、じゃ、アソコに行ってみるか? となり、行ってみた次第。もう10年以上、店の前を通りつつも、入る度胸も理由もなく通り過ぎるだけだった店…。

入ってみたら、家族経営のごくごく普通のラーメン屋さんでした。やたらと安い。客はほとんどが常連さんのようで、「お孫さん元気ー?」とか、まぁそんな会話ばっかりか聞こえてきます。内装も時が止まったまま的な雰囲気なのですが、店主のお孫さんらしき少女の「今日の計算のテスト、100点だったよー」なんて声なども聞こえてきて、なんか、どこへタイムスリップしたんだろう…と、少しくらっとしました。

夫はしょうゆラーメン、私は味噌ラーメン。あと、ギョウザ1枚。色んな意味で、昭和に行ってきました…という感じでした。

牛肉さっと焼きにごぼうソース

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昨日、普通に蒸しただけのごぼうを食べたときに、皮の香りがよかったので、一度やってみたかったアレを作ってみようかな…と思い、藤井恵さんの『野菜たっぷり、の週末ビール会おつまみレシピ』にある、ゴボウソースを作る。

ゆでたゴボウをすり下ろし、みりんとしょうゆを加えてさっと煮立たせるだけ。本には、和食の料理屋さんで、白身のお刺身のタレとして出てきた…とあったけど、そもそもゴボウと牛肉の相性っていいから、美味しいに決まっているよね。藤井さんは、お酒の好きな人らしく、しょうゆの方が強い割合でしたが、甘い味が好きなわが家は、みりんとしょうゆは同量で。さっと焼いた牛肉の切り落としに回しかけて、すごく簡単。これはいいわ~。

付け合わせは、ロメインレタスのさっと炒め。紫大根の薄切りの塩もみ。ビールによく合います(いつも、ありがとうございます~)。

チリコンカンふう

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作り置きの、ひよこ豆のチリコンカン風をドカンと盛って(と言いながら、この石皿はかなり小ぶりなので、実はドカンと言うほどではない)、それにパンとチーズ。久しぶりにアンデルセンのハイジの白パンとバゲット買ったけど、美味しいなあ。

チリコンカンの脇に添えたのは、ケールと黒キャベツのオイル煮。かなり刻んで、オイルも多めで、長時間加熱して、ようやく食べられる状態に。ヨーロッパっぽい野菜だなぁ。ちっこくて黄色いにんじん、赤くて細いかぶ、ごぼうは、蒸籠で蒸して、ガドガド風ソース(『わたしのとっておきサラダ』から、なかしましほさんのレシピ)。ピーナッツバター(加糖、チャンク)、シーズニングソース、酢、赤唐辛子刻んだの、にんにく、しょうがのすりおろし、水…なんだけど、刻んだりすり下ろすのが面倒だったので、赤唐辛子は粗挽き唐辛子粉、にんにくはパス、しょうがはジンジャーパウダーで簡単に。それでも、なんか雰囲気出ました。

チーズは、カマンベール・ド・ノルマンディー、マンステール。最近ずっと食べやすいチーズばかりでしたが、最近またじわじわと臭いチーズブームが来てます(私の中で)。

スープに残りもの

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少し残った、焼かぶのクスクスサラダを、カップスープの中に入れて食べる。ご飯に味噌汁かける、猫まんまみたいな感じ。ひとりの朝ごはんだから、行儀悪くていいのだ。

すり身団子と糸こんにゃくとサラダセロリのスープ

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お歳暮の野菜を使って、アレコレ作る。今日使ったのは、サラダセロリに紫大根、いろいろかぶ(3種類)。

サラダセロリは、普通のセロリよりも香りとクセが強く、むしろ少し火を通した方が美味しいような気がするので、ざく切りにしてスープに入れてしまう。

白身魚のすり身に、干しシイタケ、溶き玉子、コーンスターチ(片栗粉が切れたから)を加えてフードプロセッサーで捏ねたら、8ミリ角のさいの目に切った菊芋を加え混ぜ、スプーンで丸めながら、160度の油に落として揚げます。別の鍋に、フォーガーの素1個、水400㎖を湧かし、しめじ1パック、熱湯で戻した乾燥糸こんにゃく(ぷるんぷあん)を入れて軽く煮込み、揚げ団子を入れて、さっと煮る。火を止めて、ざく切りのサラダセロリを入れて、さっとひと混ぜしたら、器に盛る。

我ながら、なかなかよい組み合わせ。いい感じに美味しかった。レモン汁を絞ると、よりエスニックな感じでいいかもしれない。ひとついえば、もう少し、汁気が多くてもよかった気がする。食べながら思ったが、サラダセロリは、餃子の具にしても合いそうな気がする(今度はそうしてみよう)。

紫大根は生で食べるのが一番いい感じがしたので、1ミリ厚にスライスして、ちぎったアンチョビ、オリーブオイル、パセリ、レモン汁をかけて。刻んだドライトマトもかけたかったけど、面倒だったので、アンチョビだけで。このアンチョビ、国産のわりにお手頃価格だったので買ってみたのだけど、思った以上に美味しかった(国産手造りあんちょび・なたね油)。紫大根、もっと薄切りにして、少し塩で揉んで、浅漬け風もいいなぁ。ピクルスも合いそう。

奥のボウルは、焼かぶのクスクスサラダ。長尾智子さんの『ベジダイアリー』にある「グリル野菜のタブレ」の味つけの部分だけを、可能な範囲でふんわりと真似してみました。

かぶは、薄いくし切りにし、表面に薄くオイルを塗ってからグリルパンで焼いて、軽く塩をして置いておく。お湯で戻したクスクスに、オリーブオイル、白ワインビネガーで溶いたケチャップ、カレー粉、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、塩を加えて混ぜ、焼いたかぶを加えて、さらに混ぜる。ちなみに、お手本だと、イタリアンパセリ、スペアミント、オリーブオイル、白ワインビネガー&トマトペースト、カレー粉、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、塩、こしょう。

レシピだと、いろんな野菜をグリルしたのが具になるんだけど、かぶだけでもいい感じ。普通のかぶに赤いかぶに、赤くて細長いかぶと、少しずつ味も食感も違うので、面白いです。クスクスに合う。

ウェルシュラビットもどき

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昨晩飲み残したビールで、ウェルシュ・ラビットを作ろう! と、いさんでイングリッシュマフィンとチェダーチーズを買ってきたのですが、少し残ったグリエールも混ぜちゃおとしたのが間違いだったのか、ビールの量が多かったのか、加熱するほどにビールとチーズの固まりが分離してうまくソースになってくれず、残念な状態に。全部捨てるのはイヤとばかりに、鍋底の固まりをかき集めてパンにのせ、軽く焼く。

食べればそれなりだが、なんだか、ああ、残念…。

ハンバーグ弁当

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今年最後の観劇。十二月大歌舞伎の2部と3部を一気に観ます。3部制ってのは、どれかひとつだけ…と言う人にはありがたいと思うのですが、とにかく、上演されているものは全部観る! と言う人間にとっては、結構しんどいものでして、しかも、1月の公演は、歌舞伎座、新橋演舞場(しかも、17年は昼夜公演)、浅草公会堂、国立劇場と、4ヶ所もあるわけで、そのための体力と資金的な準備も必要だというのに、十二月に3部制って、いじめかよ!? と内心愚痴りたくもなります。

どこかひとつはパスしようかなーと思ったのですが、正直どれも捨てがたく、結局全部観る羽目に。中車さんが出るので楽しみだった「吹雪峠」は、遅刻して最後の15分しか観られなかったけど、他の出演者が、松也さん、七之助さんだったこともあって、普通の舞台かと思った。というか、これも歌舞伎だと言うことにいつも驚いてしまう。「寺子屋」は、勘太郎さんの松王丸に松也さんの源蔵、もう世代交代の時期なんだなぁ…としみじみ思ってしまった。

2部が濃いめの話で固めてきたのと対照的に、3部は玉三郎さんの舞踊2題。「二人椀久」に「京鹿子娘五人道成寺」。二人椀久もよかったが(ものすごくいいシーンで、豪快にくしゃみをしてしまい、周囲の人には大変申し訳ないことをしました…)、圧巻は娘道成寺。玉三郎さんを筆頭に、七之助さん、勘九郎さん、梅枝さん、児太郎さんの4人の若手が入れ替わり立ち替わりしながら踊ります。それでも、見た目も動きも一番美しいのは玉三郎さん…というね。眼福でした。ひとときの幸せに浸りました。

お弁当を作り損ね、地下のコンビニでも食べ物を買い損ねたので、2階西側売店のハンバーグ弁当で。ご飯とハンバーグだけという、やたらと潔い弁当です。500円。開演前に予約して、幕間に取りに行くと、温かいままのものを渡してくれます。美味しかったし、量も小ぶりでありがたいのですが、ちょっと素っ気なさ過ぎるかなぁ。せめて、漬け物くらいそえてくれてもいいかな…とか思っちゃうのは贅沢でしょうか。

フライドポテト

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エビを解凍して、これがメインディッシュになる何かを作ろう…と思っていたのですが、夫が、この前ホテルの売店で買ってきたトリュフ塩を使いたい、というので、急遽、フライドポテトを主菜にしてみました。

でも、家庭でフライドポテトって難しいんだよね。最初は、蒸し芋とか、ソテーでお茶を濁すか…と思ったのですが、やはり、芋を塩で美味しくいただく最も最適な手段は、フライドポテトなのではないか…と思い、思い切って作ってみた次第。

ただ揚げても美味しくないことは、幾多の失敗から経験済みなので、今回は、いくつか注意しながら作る。

  • じゃがいもは、皮を剥いて、8ミリ角の拍子木切り
  • あらかじめ、レンジで8割方火を通しておく(ラップしない)
  • 薄く薄力粉をまぶす
  • 少量ずつ、170度で揚げ、一度引き上げて200度で再度揚げ

ここまで注意深く作ってもなお、まだ、カリッとは仕上がらない。難しいものです…。でも、粉を付けるのはなかなかよかったので、家庭でのフライドポテトには、薄力粉必須だなと思いました。しかし、このトリュフの香りむんむんの塩、すごいなー。不思議な香気ですが、魅力的。いつか、本物のトリュフがたっぷりのっかった何か(なんだ?)を食べてみたいなぁ。

メインディッシュ的な何かになるはずだったエビは、アヒージョに。エビでアヒージョ作ったの初めてだと思うのですが、美味しいですねぇ。油にエビの香りが移って、油だけでやたらうまい。もはやカロリーなどくそ食らえ的な気分も相まって(主菜が揚げものだし)、パン(アンデルセンのライ麦パン。美味しい)でぬぐって全部飲み干しました。美味しかった…。

夫へのお歳暮で、野菜の詰め合わせを頂いたので、とりあえず、生で食べられそうなもの(ちっこくて黄色いにんじん、薄紫色の皮のかぶ、菊芋)をスライスして、サラダ代わりに囓る。どれも、あくが少なくて、美味しいです。いろいろ調理するのが楽しみです。

麻婆豆腐

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火曜日の夜に外食してから完全にグズグズの食生活。そもそも、先週土日に外泊しているので、つくおき総菜も一切ない。だもので、私にしては、昼も夜も外食が続いてる状態。さすがに、料理するのそんなに苦に思わない方の私でも、週中にイチから仕込みをするのは結構しんどいものです。しかも、外食のお手軽さに慣れると、ついついそっちに走りがち。

だもので、今日もやまけいの海鮮丼にしちゃおうかなーという、悪魔の囁きがあったのですが、いやいやいや、ここでラクに慣れたらダメでしょう…と自分に活を入れつつ、リハビリがてらに麻婆豆腐。わが家愛用のウーウェンさんのレシピは、調味料は、ドウチ、豆板醤、甜麺醤、鶏ガラスープの素さえあればいいので、すこぶる気楽なのです(最後に振りかける、花椒があればなおグッド)。香味野菜もあればいいのでしょうが、なくてもちゃんと麻婆ができるって、ホント嬉しいですよ。

簡単で確実に美味しく作れるレシピは、ホントにありがたい存在。これに、チンご飯でも添えれば、なんとかおうちごはんになるのだから助かる。今日は冷凍しておいたマントウを蒸して添えました。

あとは、鶏ガラスープに、薄切りの干しシイタケと玉ねぎを入れて軽く煮込み、溶き卵のスープ。食べるときに、千鳥酢、胡椒、石垣島ラー油で味付けして、酸辣湯風に。ほんのり汗がでて、温まる。