立川郊外で所用を済ませて、立川駅に舞い戻り、雨しのぎに入った伊勢丹でお昼にしようとなった。レストラン街をぶらっと回って、鮨か、鮨、いいな…ということで、魯山に入る。ちょうど、一回転終わってすぐに入れる状態だったし。
ふたりでランチセットA、Bを頼んで、お互い好きなものを求めてトレード。私の皿で言えば、サーモンがアジになり、玉子が巻物（鮭の中骨水煮缶ときゅうりを裏巻きしてとびっこを散らしたもの）に変わった。しゃりが小振りで、酸味もほとんどなく、品のいいお寿司。最後までおいしかった。
夫が数日前にひとりでくら寿司に行ったと聞いて、最近「お寿司食べたい欲」がふつふつとしていたのですが、おかげさまで落ち着きました。これでしばらく「くらに行きたいなぁ」と思わずに済みそうです。
山崎パンのウェブサイトで見かけたシュガートーストがおいしそうだったので、これは週末やらんとね、と心に決めていた。
バターと砂糖を混ぜたものを、切り込みを入れたパンにたっぷり塗って、カリッと焼くだけ。簡単なレシピだからナメてたけど、実際に作ってみて初めて、おいしそうに焼くには結構コツがいるということが、よく分かりました。見た目は微妙だけど、味は間違いないに決まっているわけで、砂糖とバターの組み合わせは最強。
パンはえのぱんの食パン。先日買ったもっちもちの食パンが食べたかったんだけど、違うものを買ってしまったようでした。もちろん、これはこれでおいしい。王道のトースト。
今日はひとつ、夫ごのみのトマトソースでパスタを作ろう…と思いました。というのも、サラダの具にツナを使うと決めたから。夫は基本、魚介類は嫌いなので、夫の嫌いなものを出すときは、どれかひとつは好きなものでバランスをとろう…と思うくらいの優しさは持っています（必ずそうしているわけではなく、単なる心がけ）。
夫好みなんて大仰に言っていますが、なんのことはなく、トマト水煮缶を煮詰めただけのソースです。多めのオリーブオイルにつぶしたにんにく、赤唐辛子（辛みが広がる前に早めに取り出す）を入れてゆっくり香りを移したら、トマト缶を一気に入れて、強めの火加減で半分以下になるまで煮詰めます。時々パスタのゆで汁を加えてうまみを足しつつ濃度を凝縮させますが、煮詰めすぎると甘さが出てくるので、酸味が残る程度に煮詰めるのがコツです。ゆで汁の塩気と、パスタに移った塩気だけで、他に味つけはなし。
きゅっと酸味の残ったソースを太麺に絡めて食べるのが、夫の好きなトマトソースのパスタですが、今日のはかなり好みに仕上がったようです。先日のトマトソースのパスタよりも遙かに反応がよくて、よかったよかった。
レタス、きゅうり、ツナのサラダ。ドレッシングは、レモン汁、ワインビネガー、オリーブオイル、塩漬けケッパーの刻んだのを混ぜたもの。夫は叙々苑ドレッシングで。ホント最近、生野菜のサラダがおいしく感じます。
たぐの帰り道にえのぱんがあるものだから、開いていれば、ついつい寄ってしまう。食パンが残っていたので半斤貰って、朝トーストにして食べる。む、なんだ、この食パンは、もちもち感が異様に強いぞ。見た目は食パンなのにフォカッチャみたいなパンだった。美味しかった～。
奥はクリームチーズと豆の入ったパン。えのぱんのパンは、見た目は子供向けっぽいものが多いのだけど、食べるとどれも見た目以上に洗練されていて、意外に大人向けなものが多い気がする。
夫が「今日はたぐで飯を食わんか」と提案してきたのだが、異存なし。水曜日の19時前って微妙な時間帯だからか、店内は、おひとりさまの男子と女子がひとりずつ。この店でおひとりさま男子は珍しくないが、女子を見かけたのは初めて。カツ丼と豚汁をきれいに平らげた後、ゆっくり雑誌を読んでから店を出て行った（店には漫画も雑誌もたくさん置いてある）。若いのに堂々としたものだ…と思わず感心してしまった。
夫はヒレカツ定食。私はげそ揚げとなす揚げとコロッケに、ウーロンハイ。串カツがメニューから消えてしまったのは悲しいけれど、なす揚げがあるから、救われる。なすといえば、油との相性は言うまでもないですが、焼きなすのようにノンオイルで加熱する料理法も捨てがたい。その点、フライは、その両方をいいとこ取りした料理と言えるんじゃないでしょうか。ガッチリ衣で守られたなすは、いい感じに蒸されていて、意外とあっさり食べられます。まあ、とにかく、美味しい。あと、初めて食べたげそ揚げもグー。
夫の定食のご飯と豚汁をちょっと貰って、ごちそうさま。
私はスーパーできのこを買ったら、まずはザルに広げて一晩おいておくのですが（パックのまま冷蔵庫に入れるとすぐかびるから）、昨日買ったヒラタケでそれをやったら、リビング中が強烈なキノコ臭。一日家にいた夫は、その香りがどこから漂っているのが分からず、一日落ち着かなかったとのことでした。申し訳ない。
さっさと食べちゃいますかと、賞味期限切れの生クリームを使って、簡単にクリームパスタに。にんにくスライス、そぎ切りにした鶏もも肉、ヒラタケをオリーブオイルで炒めて、パスタのゆで汁を加えながら汁気と味を調節。生クリームを注いで沸騰させて軽く煮詰めます。茹で上げたパスタを加えてざっと絡め、仕上がり直前にレモン汁を加えてざっと混ぜてから器に盛り、レモンの皮をおろしたものを散らす。
食べるときは、あのすえたにおいが消えて、おいしいばっかりになっているのが不思議だなぁ。
少し前の「食彩の王国」ホンビノス貝の回で、「砂を噛まないタイプなので砂出し不要」と紹介されていたのに興味を持って、スーパーで見かけた折に買ってみました。蛤と同じくらいの大きさですが、国内産の蛤と比べると半分から三分の一くらいのお値段です。砂出し不要といいつつも、色々検索するとモヤを出させた方がいいらしいので、3％の塩水に一晩つけておきました。
原産はアメリカで、彼の地だとクラムチャウダーに使うらしいのですが、4個しか買ってきてないし、初めてなのでとりあえずシンプルな酒蒸しにしてみることに。口を開けたのに気づかず少し火を入れすぎたのですが、なかなかおいしかった。案外磯の香りが強かったですが、アサリほど塩気は感じず、うまみは強く（蒸し汁もおいしかった）、調理しやすい貝だなと思いました。今度はクラムチャウダーにしてみよう。
蒸している間に、たけのこ、なす、鶏もも肉、玉ねぎを角切りにし、パクチーだれ（パクチーの軸のみじん切り、太白ゴマ油、シーズニングソース、ナンプラーを混ぜたもの）でジャッと炒めたものを作る。黒米を茹でておいたのと混ぜて、ワシワシ食べました。黒米、だいぶ昔に、市のイベントの景品で貰ったものでしたが（黒米は府中市の特産品のひとつ）、どう食べていいか分からず、ずっと死蔵されていたもの。最近、雑穀と同じように使えばいいのかと気づいて、茹でてみたのですが、案外おいしいですね。色はホントすごいですけど。
あとは、きゅうりの塩もみに、白ごま、オリーブオイル、ポン酢をかけたもの。かにかまときゅうりのオイポンドレ和えが、換骨奪胎されてこんな形に…。
コツコツと食べます、グラノーラ。
長かったゴールデンウィークも最終日。1日は旅行にも行ったし、お天気にも恵まれ、のんびり過ごせたいい連休でした。やはり、これだけまとまった休みがあると、家のこともあれこれできていいな。
なにがどうってわけじゃないが、最終日ぐらい少し派手な食材を使うかと、えびを解凍して、かねてから作ってみたかった「えびの天ぷらしょう油いため」を作ってみる。暮しの手帖の『おそうざいふう外国料理』に載っている一品。わりにいろんなところで目にするので、ずっと気になっていたのです。
えびを3つに切って、玉子と片栗粉のぼってりした衣を纏わせてから揚げ、甘酸っぱ辛いたれに絡ませます。
見よう見まねで作ってみたのですが、おいしかった。ご飯にもそのまま食べてもおいしい。これはもっと量を増やして、また作らねば。
きゅうりの塩もみ、白ごま、ポン酢、オリーブオイルがけ。サニーレタスと叙々苑ドレッシング。
