今日は夫は同窓会（らしいもの）だそうで、夜はおりません。ミクシィかフェースブックか忘れましたが、SNSのおかげで中高時代の同級生ってのは簡単に見つかるんだそうで。便利というかなんというか、結構な時代ですな。

夫がいないので、夜は自分が食べたいものだけ食べられる。色んなものが頭に思い浮かんでは消え、浮かんでは消え…を繰り返して、最終的にアジフライ。惣菜屋で買ってきたほうが早いんちゃう？　しかも、安上がりなんじゃね？　と一瞬思いましたが、まぁいいです。

もしかすると、途中で気分が変って、なめろうとかしめアジにしたくなるかもしれん…と刺身用を1尾買う。普段と違うのは、パン粉は生パン粉、揚げ油はラードってこと。ラードがたくさん残っているのでどこかで使い切りたいと思いつつ、使う機会がないままだったので、この際思い切って。

いやー、おいしかった。幸せでした。どうして、1尾しか買ってこなかったのか、と。アジには特に下味をしなかったのですが、よい塩加減。1枚目はレモン汁だけで。うまい。2枚目はソースもかけて。超うまい。私は、アジフライは、ソース派です。子供のころはしょうゆも好きでしたが、ソースのほうが酒に合う気がするんですよねぇ。

アジフライで焼酎のお湯割りを飲んだ後、鉄火巻。

ラードで揚げると、確かにコクがあって香ばしくておいしかったのですが、揚げた後が大変でしたね…。部屋中に揚げ油のにおいがこびりついてたいへんでした。時々魚も揚げますけど、いつもここまでひどくないので、やっぱり原因はラードなんですかねぇ。ラードは色んな意味で魔性の味、ということがよく分かりました。よかった、ひとりの時で。

昼間に歯医者に行ったので、昼ごはんはパス。あまりに空腹で、夕方辛かった…。今日、寒かったし。

この前、つい買ってしまった「カーサ ブルータス」（No.156　みんなが集まるキッチン）に、長尾智子さんの料理が載っていて、そのうちのひとつに「干しダラと白菜の蒸し煮」があったので、影響されて作ってみる。てか、折よく、むきたらをつかって料理しようと思っていたところだったのだ。

むきたら1本は、適当に裂いて鍋に入れ、水1.5リットルほどを注いで一晩つけておく。翌朝、ねぎの青い部分、パセリの軸、セロリの葉、にんにく、しょうがスライス、黒こしょうを入れて、火にかけ20分ほど、あくを取りつつ、むきたらがやわらかくなるまで煮込んだら、鶏がらスープの素小さじ1、塩小さじ1を入れてよく混ぜたら、ざく切りにした干し白菜（3/4個分）を入れてふたをしたら、あとはストーブの上に置きっぱなし。

食べるときに、「気まぐれスープ」の豆と共に、器に盛る。一応辛みを添えましたが、結局使いませんでした。

夕方ふたを開けたら、むきたらが茶色くちりちりになっていた上に、中骨や尾の部分までしっかり火が通って食べられる状態になったのにはびっくりしましたが、たらのうまみを吸った白菜がおいしかったなぁ。

晩ごはんはこれだけだったんですが、この一皿でものすごくおなか一杯になったのには驚き。っていうか、後から後からお腹の中で膨張する感じなのです。

でも、よく考えたら、実質、大ぶりの白菜1/4個にたらの半身1/2弱を食べてるわけで、お腹いっぱいにならないほうがおかしいわな。干してるから、かさは小さいけど、だからと言って、たっぷり食べるのには限界があるのだなぁ…とよくわかりました。