月別アーカイブ: 2013年11月

お弁当

お弁当 by nekotano

歌舞伎座の吉例顔見世大歌舞伎の夜の会を観に行っていました。

歌舞伎座では、今月、来月ともに、仮名手本忠臣蔵の、(昼の会)大序・三段目、四段目、道行、(夜の会)五段目・六段目、七段目、十一段目、を今月はベテランチーム、来月は若手(花形)チームで上演するという趣向なのです。

で、私は、これまでにも仮名手本忠臣蔵の通しを見る機会が何度かあったにもかかわらず、いつも、大序を見逃しているので(チケットが取れなかったり、遅刻したり)、今度こそと思っていたのですが、うっかりして取りはぐりまして。昼の回は高額席しか残っておらず断念、今月は夜の回だけと相成ったのでした。無念。

なぜか今日は外国人のお客さんが多く、場内アナウンスも珍しく、日本語の後に英語での案内も放送されていたので、ピンポイント的にそういうツアー客を集めた日だったのでしょうか。私の真後ろも、アメリカ人っぽい中年女性4人組でした。が、まぁ、うるさいこと…。席が狭いのでもぞもぞするのは仕方ないと思いましたが、かばんの中をまさぐったり(ナイロンがこすれる音って結構うるさいんです)、お菓子の袋を出したりするんは(最近、中高年の女性が多い劇場では、観劇中にビニール袋を触るのは禁止と明文化しているところもあります)、やめてんか…と、ずっと軽く青筋を立てながらの観劇でした。

五段目、六段目を通して上演したのですが、終わってすぐに、4人で顔を見合わせて「なにあれー?」と、爆笑していたので、訳が分からなかったのでしょう。そのあと帰っちゃったし。でも、そのリアクション、わかります。初めて見る歌舞伎にしては、話が渋すぎますもん…。場面転換も少なくて地味ですし。

外国人、日本人でもそうでしょうけど、初めて歌舞伎を見るのであれば、今回のプログラムであれば、七段目だけ見ればよかったと思います。似たようなケースをときどき見かけるので思うのですが、初めての経験って、やっぱりすごく大事だと思うので、もう少し初心者に優しい配慮って必要なんじゃないかなぁ…って、思うんですよね。これは、松竹に云々っていうよりも、自分自身への戒め的に思う事ですが。

って、食べ物とは全然違う事ばかりダラダラ書きましたが、今日は弁当持参で。おかずはありもの。卯の花、鶏レバーとうずら卵のソース煮、かき菜のオイル煮、ずいきと揚げの煮物、卵焼き。万全を期して、熱いお茶も持参。実は、豪快に風邪をひいていて熱もあるのですが、食べるものだけはしっかり食べていて、自分でも呆れます。

3階席だから仕方ないといつも思うのだけど、新しい歌舞伎座はゆっくり弁当を広げられるスペースがないのが、ちょっと悩み。国立劇場ほどじゃなくてもいいから、もう少し、ロビーに座るところを用意してくれればよかったのに…とは、思うのでした。

じゃがいものニョッキ

じゃがいものニョッキ by nekotano

朝ごはんは、お茶とパイナップルケーキを軽くつまんで、おしまい。

昨晩、多めにじゃがいもを蒸しておいたので、それを使ってニョッキを作る。

じゃがいもは、きたあかりとインカのめざめを半々で、皮を剥いた状態で430グラムほど。これを粗くつぶしたのと、薄力粉100グラム、溶き卵1/2個分、塩ふたつまみほどと一緒に、フードプロセッサーでまとまるまで練り潰す。

粘りが出て、ある程度のまとまりになったら、打ち粉(強力粉)を敷いた台の上にあけ、4等分にしてそれぞれを棒状にまとめ、2センチ幅ほどに切り分け、切り口を上下にして、指で軽く押しつぶして成型する。オーブンペーパーを敷いたバットに並べてラップして、半分は冷凍庫へ。

鍋に、塩を入れた湯を沸かし、ニョッキを加えて浮き上がるまで(2分ほど)ゆでる。ちぎれてこなければ、茹でたいだけ茹でても問題ない。ざるにあけて水けをきり、バターとセージを入れて加熱しておいたフライパンに入れて、しっかりバターソースを絡めたら、器に盛る。

じゃがいものニョッキの場合は、シンプルなソースのほうが好きかなぁ。夫はばくばくばくと食べて、「一瞬で食べてしまってすいません」と言っていたけど、だんだん、そういうことが気に触らなくなってきました。

ニョッキを作るのは結構手間がかかるのってことさえ分かっていれば(でも、今日は、蒸しじゃがから始めているので、洗いものまで含めて30分くらいで済んでいて、そんなに手間に感じなかった)、もう、食べたいペースで食べればええねん。

おみやげ

カテゴリー: 間食 | 投稿日: | 投稿者:
おみやげ by nekotano

夫が出張から帰宅。出張先は台湾でした。

カツカツのスケジュールっぽい感じだったので、お土産はあまり期待していなかったのですが、結構いろいろ買ってきてくれて、うれしい。

で、夫がくれたお土産を見ると、よく見てるなぁ…と感心するものばかりで。

私は、飛行機内の食事で配られるカトラリーのうち、使い捨てタイプのものを収集する癖がありまして(可愛らしいガラクタが好きなのです)、右端にちらりと映っているのは、エバー航空のハローキティジェットで配布されたキティちゃんのカトラリーセットでした。「本当は、もう一組持って帰ろうと思っていたんだけど、忘れちゃったよ、ごめんね…」と本当にすまなそうな顔で言われたときに、私が普段、どれだけ、どうでもいいものの収集に血道を上げている(ように見える)かが、よく分かりました。

あと、私は、紙の袋物とか、キッチュなデザインがプリントされた包装紙を後生大事に抱え込む癖もあるのですが、それも可能な限り、買ったり持ち帰ったりしてくれておりまして、いやもう、わたしったら、普段からどんなに…(略)。あと、定番の「いやげもの」も忘れず買ってきてくれていて、感激いたしました。

あとは、定番のパイナップルケーキと烏龍茶。

パイナップルケーキは、同行者の奥さんが「絶対ここの店のを買ってきてよね」と店名指定でリクエストされていたそうなので、一緒に買ってきたそうです。台湾土産の代表格だけに、ピンキリだと言う話も聞きますが、美味しかったですよ。なんだか、懐かしい味ですね。お茶は、奮発したというだけあって、かなり美味しかった。

夫は一応事前に、ごく簡単に中国語会話の練習をしてから行ったようですが、「通じた?」と聞いたら、「普通のお店しか行かなかったせいもあるんだろうけど、皆日本語話すんだよ、最初っから。だから、全然話す機会がなかった」と、苦笑いしておりました。

「人がとにかく多くて、若いって感じで、疲れた」と言っていましたが、悪い印象はないようです。まぁ、とにかく、お疲れ様。

かき菜のオイル煮

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:
かき菜のオイル煮 by nekotano

赤札だったからという理由で、4束も買ってしまったかき菜(だって、1束30円だったんだもん)。買ってきてすぐに、洗って、ざく切りにして、鍋に入れ、水少々、にんにく、唐辛子、塩少々にオリーブオイルをまわしかけて、蒸し煮にしていました。

火にかける前は、鍋(ルクルーゼのココットロンド22センチ)にぎゅうぎゅう詰めでふたをしても、ちょっとふたが閉まらなかったくらいでしたが、最終的には、1/3ほどのかさになりました。あの量が、たったこれだけに…と思うと、驚きます。

これをタッパに入れて冷蔵庫保存して、食べる都度、食べる分だけ温めなおして食べます(冷たいままでも美味しい)。山ほどあるので、今日はこれをメインに。蒸しじゃがいもを添えて、一緒に食べました。アクセントに、グリーンオリーブを3粒。鶏レバーのソース煮との相性も悪くない。

奥は、サーモンの水煮缶とディル、水切りヨーグルト、マヨネーズ、塩少々で作ったペースト。残ったディルを全部使ったので、香りがむんむん。たぶん、スモークサーモンとか、生サーモンで作ったほうがもっとおいしいと思うけど、これもそれなりに。

ワインを切らしていて、痛恨…と思いましたが(小僧が起きているので買いにも行けない)、目についたはちみつかりん酒をお湯で割って飲んだら、案外悪くなかった。実は、うちは、果実酒は、山ほどあるんです…。

そんなに飲まないくせに、狂ったように作った時期があって、それが順繰りに飲みごろを迎えている様子なのでした。ありがたや。

色々乗っけちゃう丼

カテゴリー: 昼食 | 投稿日: | 投稿者:
色々乗っけちゃう丼 by nekotano

折角、好きなものを食べられる状況なのだから、どこかランチにでも行こう…と思っていたのですが、昨日から異変を感じていた小僧(黄)が、若干情緒不安定気味で、ちょっとでも姿が見えなくなるとピィピィやかましい。

お茶も飲めない、トイレにも行けない…、そんな状況で外出する気も起きず、ありもので。チンごはんに、卯の花、鶏レバーとうずら卵のソース煮、かき菜のオイル煮、納豆、キムチ。

なんでしょう、残飯にしか見えない。でも、よく考えると、結婚するまではずっと、こういう食生活だったんです、私は。夫はひとつのおかずでご飯を食べきるという習慣が身についているので(この中だと、恐らくキムチだけでご飯を食べるでしょう)、こういう食べ方は嫌がりますが、私はやっぱり好きかなぁ。口の中で複数のおかずをむぐむぐするのが結構好きなんです、行儀悪いんですけど。

ちっ、外に食べに行けなかったぜ…と思いましたが、行儀悪く食べられるのも、ひとり飯の特権かと思えば、まぁ、ひとりを堪能できているのかもしれません。

残り物ごはん

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:
残り物ごはん by nekotano

昨日の、参鶏湯風の残り(棗、ちりぢりになったもち米と汁)を温めて、卵、キムチを加えて食べる。

とても見せれるような代物ではないのですが、なんか美味しかった。あったかくて。

サムゲタン風

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:
サムゲタン風 by nekotano

夫がいない日の晩御飯は、普段食べられないものを食べるチャンス。なんだけど、今日は妙に、そんなガッツが沸かない…。いつも、あれもこれもと思い浮かぶのに、何だか今日はどれもイマイチな気分…。

かねてから、今度夫がいない時に食べようと思っていた、参鶏湯の素(はるか大昔に韓国で買ってきたもの、大丈夫そうなので使っちゃう)で、イージー参鶏湯を作る。

以前、Sさんに頂いた、インドネシアの参鶏湯キットと比べると、韓国のはシンプルというか、プリミティブ。朝鮮人参、棗、栗、もち米、だけ。スープの素みたいなものは一切なく、やたらと朝鮮人参の量が多かった。鍋に、これと、塩して揉んで置いておいた水炊き用の骨付き鶏もも肉(3切れ)を入れて、水をはって、沸騰させたらあくを取って、あとはストーブの上に乗せて放置。

4時間ほど置いておいたと思うんですが、1/4カップほどのもち米がクタクタに膨張してお粥のようになっており、鶏肉の骨離れもいい塩梅。味付けは肉にまぶした塩だけでしたが、しみじみおいしかった。キムチを加えると、またよし。

手前は、夫不在時の定番料理、鶏レバーとうずら卵のソース煮、奥は、こんな時期にかき菜が大量に叩き売りされているので4束買って、全部オイル煮にしたもの。

何も考えずに作った割に、何だかいい献立。焼酎のウーロン茶割りを、小さいコップに3杯。

煮りんご

カテゴリー: 間食 | 投稿日: | 投稿者:
煮りんご by nekotano

中途半端な時間に朝ごはんを食べたせいで、昼ごはんを食べ損ね、しかし、さすがに晩ごはんには早かろうと、夕方なのにおやつを食べる。

最近、紅玉で煮りんごを作っていたのですが、これに、昨日食べ残したパンと、富沢商店のアッシュカスターと一緒に食べる。カスタードクリームは、自分で作ったほうが間違いなく美味しいんですけど、まぁ、世の中には便利なものがあるもので、根性ないときはありがたく使います。

見てくれは残飯にしか見えませんが、好きな組み合わせなので、気にしない…。

奥は、最近買った『食べる中国語』という語学本。夫が、仕事上、中国語会話の本を買わねばならんというときにつきあって本屋の中国語の棚を見ていて、目についたので買いました。食べ物の単語だけを紹介しているという、大変潔い本なのですが、中国料理は勿論で、洋食やファーストフード、お酒、カクテルなど、あらゆる食べ物の名前だけが一覧されていて、なんか、面白い。

中国に行く予定は全くありませんが、中国の食材を購入したり、中華料理を食べる機会はありますから、そんなときにでも楽しめそう。仕事に全く関係ない本を買うのって、よく考えると久しぶりだなーと思ったら、妙に愛らしく見えてきたので(もちろん、他の本も好きで買っていますが)、フレームの中に入れてしまいました。

卯の花納豆ごはん

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:
卯の花納豆ごはん by nekotano

仕事で早朝に出ていく夫を見送ってから二度寝したら、こんな時間っ。

朝か昼かよく分からないご飯をかっこみます。チンごはんに、卯の花、生卵、納豆、紅生姜。混ぜ混ぜして食べると、結構おいしい。

薄切り肉のソテー

薄切り肉のソテー by nekotano

セージが結構に残っていて、セージバターで食べる料理(ニョッキ以外)ってなんかないかな―と手元の本をパラパラしていたら、『ロレンツァさんちのトスカーナのごちそう』にある「薄切り肉のソテー・レモン風味 かぶ添え」という料理が、結構ドンピシャだったので、本の通りに作ってみることに。

ただし、本では仔牛を使っていますが、もちろんない。レシピには「鶏でもいい」とあったので、幸い阿波尾鶏のムネが1枚あったので、それをそぎ切りにして使う。

塩を振り、粉をはたいた肉を、にんにくの香りを移したオリーブオイル、バター、セージを入れたフライパンで焼いて取り出す。別の鍋でクタクタに塩ゆでして水けをきっておいたかぶをフライパンに入れ、香りや旨味を含んだ油を吸わせながら温める。

初めて作るので、レシピ通りの油分を使いましたが、半分に減らしても行けるかも。ただ、イタリア料理を作っていていつも思うのは、あんまり、塩に頼らない料理だよなぁ…ということ。全部が全部そうではありませんが、ギリギリまで加熱を行って素材の甘みを引き出し、最後にその甘みを断たせるための塩を加えて、おしまい…という感じの料理が多いような気がしてます(私個人の見解ですが)。野菜が美味しい国ですもんね、余計なものを入れなくても美味しいってことなんでしょうねぇ。

写真だと美味しそうに見せませんが、大変おいしかったです。なんちゅうても、セージが好きなのでってのもありまして、バターでカリカリになったセージがまた、美味。

奥は、セロリのポタージュ。セロリだけでペーストにして、コンソメスティック、牛乳でのばしました。これ、美味しい。

パンは、アンデルセンのハイジの白パン、ハートディナーロール。