月別アーカイブ: 2018年7月

熱拌茄子

2018-07-28 19.31.33

台風12号は当初懸念された都内上陸こそなかったものの(その代り、東海方面に甚大な被害をもたらした)、夕方近くからはそれなりに激しい雨と風をもたらした。気圧は下がるし、蒸し暑い。

そもそも今日は出かけて疲れたし、ちょっと酸味のある、パンチの利いたものを食べたい。ということで、波多野須美さんの『中国風のおなじみ料理』にある「熱拌茄子(揚げなすのにんにくソースがけ)」を作る。これ、素揚げしたなすに、あらかじめ作っておいたたれを回しかけるだけなので、見た目よりも簡単なのだ。にんにく、しょうが、白ごまに、しょうゆ、砂糖、酢、ごま油。甘辛酸っぱくて、香味野菜のきいたたれが、さっぱりしておいしい。ただ、なすは、200度で揚げたのはちょっと失敗。180度でいいな。やっぱり、揚げなすは中がトロッとするのがおいしいもの。

あとは、五目豆に、キムチとなし。蒸し暑いので、ビールを飲む。

喫茶ブラジル

2018-07-28 12.24.17

今週は散々、都内に台風上陸か? という報道を聞いたおかげかお出かけを自粛する人が多かったようで、電車はスムーズ。夏休み最初の週末なのに、混雑なく浅草につき、無事イベント会場着。ぐるりとまわって、おおむね目的を達し、浅草に行くことがあったら寄ろうと思っていた、喫茶ブラジルでお昼を食べる。

ランチタイムよりもやや早めに来たけど、店内はがらんとしていて、一番窓際の4人席に通してもらった。普段だったらそんなことないはずだから、台風のおかげだな。ランチもあったけど、せっかく来たのだからと、奮発してカツサンド。ここはカツサンドとチキンバスケットが名物なのだ。

「注文受けてから作るからお時間かかりますけど」と言われたけど、望むところだ。20分ほど待ったところでコーヒーとともにサーブされた。食べきれなかったら、包みますよと言ってくれたけど、なんとかなるかと全部平らげる(何とかなったが、普通だったら、二人で半分こで十分)。待っている間に何とはなしにお店のお母さんと常連さんの会話を耳にしていたけど、程よくけだるそうに応対する感じが下町っぽいなぁと思ってしまう。

ところで、このカツサンド、3センチ幅にカットされているところがすごくいい。具はこれでもかいう厚みで挟まれているけど、この幅のおかげで無理なく口に入れられて、食べやすい。ひとことでいって仕事の丁寧な食べ物だなという印象です。カツサンド1000円、コーヒー350円。喫茶店でこういうものが食べられるのって、やっぱり浅草ってすごいわ―と思いました。

こんなに人の少ない浅草なんてめったにないから色々ぶらぶらしたかったけど、思いとどまって、食べ終わったらさっさと帰る。この日は全く以てツイていたことに、一度も傘を使わなかった。

パズーパン

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-07-28 08.58.52

朝、窓の外を見ると、予想外に軽い風雨。数日前から、週末は台風12号(ジョンダリ)が東京を直撃するんでは…と言われていたのだが、当初の予想よりも進路が南にずれたうえに、思いのほか足が遅い。とはいえ、都内が暴風圏内に入るのは間違いないわけで、今日は外出してよいのか、控えるべきなのか、グズグズと思い悩む。ちなみに、この日に予定されていた隅田川花火大会は早々に、翌日に延期すると発表されていた。

なぜ、グズグズしているかというと、この日は浅草で行わるイベントに行こうかなと思っていたからだった。しかし、公式発表はない。雨も降っていないし、天気図を見る限り、午後の早い時間に帰ってくれば間に合いそうだ。でも、大丈夫かな。暴風雨にぶち当たって、混乱する電車に乗るのは嫌だ。でも、行かないのもなんだか残念な気がする。うじうじ悩む。

まぁ、あれだ、とりあえずメシでもお腹に入れておこう。ここはがっつり行くべきだと、トーストに目玉焼きのっけ。パズーのように、本当に目玉焼きを乗っけたかったが、面倒なので、食パンの上にマヨネーズで土手を作って生卵を落として、オーブントースターで一気に仕上げる。お供は最近気に入っている、キッコーマンのカルシウムの多い豆乳飲料。ヨーグルト味の乳酸菌飲料みたいな味がするのに、乳酸菌は入っていないってのが、なんだかおかしい。豆乳成分もあまり多くない。不思議な飲み物だ。

とりあえず、食べ終わったら、腹が決まった。やっぱ出かけるわ。

青柳と青葱のぬた

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-07-27 17.33.16

夜は夫がいないので、青柳を買ってきた。魚介類の嫌いな夫だが、貝類はかろうじて食べられる。とはいえ、他の魚介類に比べたらマシというレベルなので、本人が積極的に食べたいと言わない限りは、やはり食卓には出しにくい。幸いにも口に合っておいしく食べてくれるなら万々歳だが、そうでない場合は容赦なくお通夜リアクションをされる。もう慣れたけど、やはり、自分の好物をおいしくなさそうに食べているのを見るのは、それなりに心理的にしんどい。

昔は一か八かで出していたけど(「おいしい」を共有できるのはうれしいものだ)、もう今はそんなギャンブルはしない。自分の好物は、いないときに食べるに限る。ふたりでいるときは、二人とも好きなものを食べればよい。最近はそういうふうに割り切れるようになった。

今日は、青柳を見たときに「ぬた」と瞬時に連想したので、味噌も買う。赤味噌で作ってもいいのだが、どうせ自分のために作る料理なのだから、ぬただって好きな材料で作ったほうがいいだろう。赤だしも嫌いじゃないけど、どっちが好きかと言われれば、やはり米味噌のほうが好きなのだ。味噌、酢、砂糖を1:1:1で混ぜる。辛子は入れたり入れなかったり。今日は入れない。

青柳は塩水で振り洗いしてから、ペーパータオルでしっかり水気を取って冷蔵庫に置いておく。わけぎを使いたかったけどなかったから、青ねぎで。さっと湯がいて水にとり、食べやすい大きさに切って、薄口しょうゆ少々を回しかけてから、軽く絞る。丁寧に作ったら、あんがい手数が多かった。でも、こういう、その気になれば3ステップで作り終わる料理をちまちまと作るのが好きなのだ。

夫には出せない残り物を、ここぞとばかりに片づける。残ったにんじんのナムルに薄力粉をまぶしてと溶き玉子を絡ませて焼いてチヂミ風。キムチ納豆に冷や奴。だいぶ前に作って冷蔵庫に入れっぱなしだった豚汁モドキ。

何はさておき、ぬたがおいしかった。この青柳はアタリだったなぁ。一緒に食べても大丈夫な青柳だった。

ししとうのパスタ

カテゴリー: 昼食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-07-27 11.16.22

久しぶりに市役所の直売所に行ったら閉鎖されていて驚いたのだけど、実は移転しただけだった。貼り紙もなかったから焦ったよ…。移転先は、わずかだけど、うちに近くなったので、ありがたい。今年はなす、きゅうりを筆頭に夏野菜全般がお高めなのだが、直売所はおおむね例年通りなのでありがたい。

チビししとうがビニール袋にぎっしり入って120円というブツを買ってきていたので、パスタの具に。つぶしたにんにくと一緒にオリーブオイルで炒めたら、塩を振って、ゆでたパスタとからめるだけ。食べるときに、チーズを散らします。ちょっと火を入れすぎたきらいがあるけれど、おいしい。

トースト

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-07-27 05.10.02

パスコの超熟山型でトースト。昔は朝ごはんにトースト1枚なんて信じられない…と思っていたが、今はそれでちょうどいいのだった。朝からお腹いっぱい食べる体力がない…。

豚ヒレ肉のラー油ドウチ炒め

2018-07-26 19.42.44

豚ヒレ肉を買ってきたら、普段だったら問答無用で「ヒレカツ」になるんですが、やはりそれ以外のレパートリーも欲しいと常々思っていたところ、『陳建一の四川料理』に、豚ヒレを使った料理があるのを見つけた。

豚ヒレを使った料理と言うと、あっさりした味わいを活かした、あっさりさっぱり料理が多い印象ですが、実のところ、その手の料理はあまり夫の好みではない。最近気づいたんですが、夫は肉の脂が嫌いなのであって、肉料理が嫌いなわけではない。というか、むしろ好きだと思う。夫が中華料理を好むのも、そういうわけなんじゃないかと思うようになった。中華料理って、案外、お肉の脂をきちんと落としながら調理するものが多い印象があるので。それに、夫は、植物油でギトギトなのは、あまり気にしない。

ともあれ、見た目は全くおいしそうじゃないのですが、これ、夫にはとても好評でした。ヒレ肉って炒めるとパサっとしちゃうけど、これはしっとり柔らかくて、調味料もしっかり絡んで、いい塩梅。

下味をつけた豚ヒレ肉を油通しし、香味野菜、具になる野菜(本ではまいたけとほうれん草でしたが、火の通りやすいものだったら、なんでもいいと思います)と一緒に、ラー油で炒めるというもの。油通しはちょっと面倒だから、なんなら、しなくてもいい。でも、下味は、ちゃんと、本の通りやったほうがいい。ということで、下記備忘録。豚ヒレ200グラムの分量です。

  • 塩 小さじ1/4
  • こしょう 少々
  • 老酒 大さじ1
  • 溶き卵 大さじ2
  • ※下味をなじませた後に、片栗粉大さじ1 1/2、サラダ油大さじ1

このひと手間が大違い。味付けは、長ねぎ、しょうがのみじん切り、ドウチジャン、ラー油、砂糖、老酒、しょうゆ、スープ、酢、うま味調味料、片栗粉。うま味調味料と片栗粉は省いたけど、あとは本のとおり。隠し味程度に砂糖と酢をつかうところが、プロっぽいなぁと思いました。しょうゆだけでもおいしいと思うけど、酢と砂糖が加わることで、なんとなくお店の味っぽくまとまる。

奥は、『陳健一のうま辛でごはんがおいしい四川料理』にあった、「たくあんとかまぼこの炒めもの」。塩抜きしたたくあんとかまぼこの千切りを、ねぎみじん切り、しょうがの千切りと一緒に炒めたもので、味付けは、紹興酒、塩のみ。陳家の定番料理だったそうで、陳建民さんは奈良漬けで作られていたそうです。それも、結構おいしそうかも。

明太子パスタ

カテゴリー: 昼食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-07-26 12.03.58

暑い&日差しが強いので、お外に出ずに家にあるもので簡単にと、明太子パスタ。一番お手軽な、和える系で。どう作っても間違いなくおいしいのが明太子パスタの素晴らしいところ。

Le Ressort

2018-07-26 08.01.37

昨日、日本民藝館に行ったついでに寄った、ルルソールのクロワッサンとブドウパン。

いかにもいい材料を使っていますという真っ当感あふれる味で、おいしいなー以外の感想がない。実はこれ以外に、ミルクフランスも食べたけど、我が家的に、圧倒的正統派のおいしさだった。もっと涼しくなったら、ぜひ、ショコラ55(プチバゲットにバターとチョコレートをサンドしたこの店の代表的なパン)も食べてみたい。

叙々苑

カテゴリー: 昼食, 外食 | 投稿日: | 投稿者:

2018-07-25 12.04.54

なにがどうってわけじゃないが、ここ数日、なんとなく二人して、疲れているというか、何とも気分が乗らないなという感じだったのですが、そういう湿っぽい雰囲気の嫌いな夫が急に「昼は焼き肉食うか!」と言い出したので、そそくさとついていく。行ったのは初台の叙々苑で、オペラシティの53Fにあって、大変眺めがよいです。

案内されたのは、パノラマペアシートと言われるいわゆるカップル席で、夜だったらさぞや…という眺望。私たちが行ったときには先客は、夜のお仕事(経営側)をされているのだろうなぁという雰囲気の女性の二人連れでだけで、非常にリッチゴージャスな雰囲気。やっぱり昼から焼き肉を食べるって、ちょっとお金持ってそーって感じの人ばっかりなのかな…と少し緊張しましたが、ほどなく埋まり始めた店内は、ご近所さんっぽい老齢夫婦とか、バックパッカーっぽい男性の一人客とか、このビルで働いていてご馳走ランチを食べに来た男女二人連れとか、色々いて、私たちだけが浮くということはなかった。

ランチメニューは、焼き肉ランチが4段階、あとはビビンバ重。私は、下から2番目の焼き肉ランチ(カルビ、ロース赤身、えび)、夫はビビンバ重。一応遠慮して、一番安いのにしようと思ったんですが、夫が、「せっかく来たんだから、ちゃんとお肉を食べないさいよー」と言ってくてありがたや。だって、一番安いのは、「合わせ加工肉使用」って書いてあったから。ちゃんと書いてくれているだけ、良心的なんだろうと思いますが、高級店と言えども、ランチならばこういうものも扱わざるを得ないんだなぁ。

素晴らしい眺めを見ながら待っていると、もろもろ登場。叙々苑サラダが思いのほかたっぷりでうれしい。ご飯はもちろん小ライスなんだけど、キムチがおいしかったので、ああ、もう少しだけご飯食べたかったなぁ…と、ついつい思ってしまった。もちろん、お肉もおいしかった。焼き肉ライス、最高ですね。たまーに食べると、なんだかすごくおいしいですね。なんというか、不思議に晴れやかな気持ちになりました。あー、なるほど、こういう気持ちになりたくて、みんな肉を食べるんだな。

2018-07-25 12.41.44

食後のデザートは、クリームチーズのババロア風ゼリーにジャムをかけたもの。飲み物は、パイナップル味のカルピス。

あのビルなんだろー、あれどこかなーと言いながら、のんびり。あのビル目立つな―と思ったのがあったのだけど、調べてみたら、黒川紀章がデザインしたビルだった。ビル名で検索したら、「大島てる」がヒットして、わわわ…となったけど。うーん、都会の不動産、怖い。