日別アーカイブ: 2012/02/15

一風堂

一風堂 by nekotano

ホテルで夫と合流し、なんか小腹がへったなぁ…ということで、ラーメンを食べに出る。最初はホテルの近くにあった「一蘭」に行こうと思ったんですが、並んでたんで断念。すぐ近くに「一風堂」があるのに気付いてそこに入ることに。

一蘭も一風堂も、東京にお店があるのは知っているのですが、入ったことがない。なので、食べたこともない。ドキドキしながら、夫は白丸、私は赤丸を注文。

で、初一風堂だったわけですが、すっごく美味しかったです。赤丸は白丸に比べて脂がいっぱい入ってるのが見えるのでビジュアル的にも濃厚だなってのは分かるんですが、濃厚なのにさらっとしていて飲み干せそうな感じ(我慢したけど)。夕方にカツサンドを食べているので1杯でやめましたけど、晩御飯だったら、替え玉してちょうどいいくらいのボリューム。おいしかったなー、今度は東京で食べようと思いました。

ただ、ホテルに帰ってお風呂に入ったら、服から髪の毛まで、とんこつの匂いが染みついていて驚いた。いやー、さすがとんこつ。でもおいしかったから仕方ない。

● 一風堂

まい泉

まい泉 by nekotano

博多座の二月花形歌舞伎、夜の回のチケットは取ってなかったのですが、体力的に大丈夫そうだったので続けて観ちゃうことに。

残席状況を記したボードを見ると、A席とB席はかなり余裕があるようだったので、窓口でB席を頼んだら、残り3席しかないという。へーと思いながら購入し、席に行ってみると、なんと左右の70席近くがガラッガラ。あんまりにも人がいないので、隣の女性と「どうしてこんなに空いてるのでしょうね」と言い合ったくらいでした。

その辺はさておき、夜の回は『華果西遊記』『鬼揃紅葉狩』の2本。どちらも、猿之助四十八撰の内に選定されているお芝居で、とにかくサービス満点。特に西遊記のほうは、まぁ西遊記でしょ…くらいの気持ちで見ていたのですが、これがねぇ、しっかり歌舞伎なんです。歌舞伎の様式はきちんと土台にありつつ、京劇の要素やマジック、宙乗りなど派手な見どころが盛りだくさんだし、二幕の間にこれでもかとぎっしりエピソードを詰め込んでいて濃厚でした。まさに右近さんのためのお芝居といった感じで、とても楽しかったです。

夜はあらかじめ空港で買っておいた、まい泉のヒレカツサンドで。博多座は食べ物には事欠かないことが分かったので、今度は手ぶらで行っても大丈夫だな。

相撲茶屋大塚

相撲茶屋大塚 by nekotano

夫の実家に行く前に福岡で一泊。この日に合わせて、博多座の二月花形歌舞伎のチケットを取っていたので、さっそく博多座へ向かう。

福岡空港に着いたのは10時20分ごろだったかな。ダッシュで地下鉄に乗り、中洲川端駅で降りて博多座へ。10分前には席につけたのですから、博多ってのはホントに便利な街です。

博多座は初めてなので、とりあえずB席を取りましたが、十分問題なし。ただ、歌舞伎専用の舞台じゃないからか、舞台が大きいというか、舞台と客席の空間が広すぎるというのか、間延びした感じというのか、なんかちょっと違和感があって、それに慣れるまでに少し時間がかかりました。ロビーは落ち着いた雰囲気で、明治座に似てるなぁ、と。売店が多くて、幕間中はとってもにぎやかでした。劇場内での飲食は禁止なのですが、ロビーにソファがたくさんあるので、問題なかったです。

二月花形歌舞伎では上演前に役者さんのあいさつがあるのですが、この日は春猿さん。ベラボーにテンションが高くて、非常に面白かった。「役者は拍手が大好物」「拍手は何度おかわりしても飽きない」「拍手があればあるほど役者は木に登る生き物」「手が真っ赤に晴れるくらいになってお帰りいただきたい」と、とにかく拍手の大事さを昏々と説いておられました。ええ、もちろん、頑張って叩きましたよ。

この日観たのは、「天竺徳兵衛新噺」。三幕構成の通し狂言ですが、やっぱり元ネタをかなり端折って再構成しているので、一幕、二幕、三幕でちょっとずつ話が飛んでいて、通しというには少し無理があるような気もしましたが、面白かったです。澤瀉屋らしいサービス満点の舞台。

一応、羽田空港で弁当を買っていましたが、いろいろお弁当屋さんが出ていたので、せっかくなので一つ買う。「相撲茶屋大塚」というお店の幕の内弁当。12個に仕切られた中に、ご飯とおかずがちょっとずつ。博多座で売ってる幕の内は、ほとんどがこの形式でした。どれも薄味で作られていて、とてもおいしかったです。量もほどよく、満足満足。

● 福岡のあら鍋 相撲茶屋大塚|ちゃんこ鍋,あら料理,明太子の老舗