今日、わざわざ新宿伊勢丹に寄ったのは、「京都歴代のれん市」が昨日から始まったから。いわゆる京都名物を集めた催事ですけど、あえて新宿に行くのはナカムラポートリーが出店しているから。去年ののれん市は時間が取れなくていけなかったので、今年こそはーと思っていました。だってねぇ、ここの鶏肉、すごく美味しいんですよ…。

扱っているのは、雉、合鴨、鶏（中ひね、若様）と、その関連商品。本当は、合鴨や雉肉も買ってみたい…と思っているのだけど、数年前に初めて食べた、若様のテバ（胸肉）の美味しさをまずは楽しみたくて、毎年そればっかりになってしまう。もっと、たくさん食べられる人だったらあれもこれもと買えるんでしょうけどねぇ…。

冷凍すればいいじゃんと、一度やってみたことがありますが、所詮家庭のフリージングなんて限界があるようでして（私の冷凍庫の開け閉めがザツな所為です）、フレッシュなお肉を食べた時と比べて感激が薄かったので、今はもう、1回で食べられる量だけ買うと決めてます。

というわけで、今年は、若様のテバ（ムネ肉）1枚、ガラ（冷凍）のほかに、若様のセギモ（背肝。腎臓）を買いました。「のれん市」だと臓物が買えるのも楽しみでして、キンカンか普通のレバーかこれかで散々迷って、食べたことがないという理由で、セギモに。だって、手で捌かないと取れない部位だって言われたから。ところどころ白っぽい丸い粒が付いていますが、それは白子なんだそう。

レバーだと生で食べられるそうですが、セギモは「ソテーしてください」と言われたので、フライパンにシリコンホイルを敷いてじりっと焼く。味付けはお店の人に言われた通り塩こしょうのみで。

レバーって、普通は焼くと結構な脂が出るもんですけど、これはほとんど出なくって驚く。だから、レバーなのにさっぱりした味わいで、でもやっぱり濃厚（白子の部分は淡泊だった）。ちっとも臭くない。あんまり美味しかったので夫にも勧めたんですけど、かたくなに拒否されて少しがっかり。見た目は確かに少しグロいけど、ほんとに美味しいのに…。

夫には、プチメックのバゲットムールと、お昼の残るの干し白菜とホタテ缶のホワイトシチューを出す。バゲットムールは久々に食べたけど、ものすごく正統派のフランスパンだなーという感じ。個人的には、やっぱ、バゲットルヴァンのほうが好みかな。