月別アーカイブ: 2015年9月

オクラとヨーグルトのカレー

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昼間はパニーニケーキを食べただけなのに、やたらと内臓が重い。思うに、どちらも、材料がリッチだったんだろうなぁ、と(特に脂肪分的に)。だもので、夜は、ベジカレーであっさりと。ヘーマ・パレックさんの『ピリッと辛い!スパイシー野菜おかず』にある、オクラとヨーグルトのカレーをほぼレシピに忠実に作る。

ベースを、ヨーグルトとトマトの水煮缶で伸ばしているカレーなので、かなり酸味が強いです。具は玉ねぎとオクラだけ。いわゆるルーカレーに慣れた口だと「物足りない…」と思う味ですが、食べていくごとに、不思議と後を引く味でした。インドカレーって、玉ねぎペーストを作らないとダメなんじゃないか…という思い込みが長らくあったのですが、それがなくても美味しく作れるレシピも多数あるんですよねぇ。この本は、そういうレシピばかりなのがありがたいです。しかも、美味しいのだよ。

ただ、酸味がややきつめだし、動物性タンパク質系のうまみはゼロだし、塩気もぎりぎりまで抑えたので、夫的にはどうかなぁ…とおそるおそる見遣ったら、「おいしいよ、でも、ヨーグルトが分離してなかったら、もっとよかった」とのことでした。気をつけて加熱したんだけど、やっぱり少し分離しちゃったのよね。めざといな。

お酒も飲まず、炭酸に、カボスを絞りいれたものを飲む。胃がさっぱりするような気がして、おいしい。

DOWN THE STAIRS

カテゴリー: 間食, 外食 | 投稿日: | 投稿者:

Victorian Cake at DTS

お腹もふくれたところで気を取り直して今度は青山に移動。

青山にある某店2カ所を目指して、希望のブツを探すべくてくてく歩きます。しかしね、天気がいいのはありがたいのですが、慣れない靴を履いて慣れない街を歩くのは辛い。そして(普段よりも)ちゃんとした服を着ているので無駄に暑い。何で私はこんな思いをしてまで、普段はほぼ身につけることはないであろう”ちょっといいもの”をほしがっているのだろうか…、自問自答しながらてくてく歩く。結論としては「ソレを必要とする時が必ずあるから」なのですが。

幸いなことに2店目に立ち寄ったお店でほぼ希望通りのブツを発見し、素早く決断して、今年の誕生日プレゼント探しは終了。夫はあまりの判断の早さに驚いていましたが、まぁ、だって、何年も「欲しいなー」と思っていたブツなので、ある程度頭の中でシミュレーションが出来てますもん。わりに決断は早いほうかな…とは自分自身でも思います(最終段階になるまでには結構グジグジ悩むのですが)。

一仕事(?)終えて、やれやれ喉が渇いた…ということで、青山に行ったら行ってみよう…と思っていた、DOWN THE STAIRSに行ってみる(私はスタイリストのソニア・パークさんが大好きでして、『ソニアのショッピングマニュアル 』も全3冊、後生大事に何度も読み返しております)。 最初はあまりのオサレオーラにおののいたものの、まぁ、お茶するだけですから…と言い聞かせて入る。雑誌で見たよりも狭いのに少し驚いたけど、それ以外は想像通り。店内で食事している人はほぼ全員オサレアパレル系だったのが青山だなーという感じで期待通りだった。

本当はお茶だけ飲めれば良かったのですが、何か食事を取ってくれないと困るとのことで、ケーキを貰う。色々あって迷ったが、私はビクトリアケーキとアイスコーヒー。パウンドケーキにバタークリームとジャムを挟んだもので、イギリスのお菓子だそうです。素朴なケーキながら、いかにもいい材料を使って作ってますという味で、大変美味しかった。

帰宅してから検索してみると、「ビクトリアサンドイッチケーキ」「ケーキビクトリア」「ビクトリアスポンジケーキ」といった名前でレシピが見つかりました。作れないわけじゃなさそうなので、もう少し気温が下がったら、作ってみようかなぁ。

waffle at DTS

夫はワッフルとアイスティ。これがまた想像通りの味なのに、とても美味しかった。かりっとふんわり。きなこと黒蜜とマスカルポーネチーズ。黒蜜とマスカルポーネって、合うのねぇ。今までまったくノーマークだったけど、なんだか、ワッフルメーカーが欲しい気がしてきました…(バウルーもさんざん悩んで結局買ってないので、たぶん、一時的な物欲で終わると思うのですが。そうであってほしい…)。

パニーノジュスト

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この連休中に、わたくしのお誕生日プレゼントを探しに行きましょうね、と夫が提案してくれたので、前日までにこのお店とこのお店とこのお店に行きたいデス! と希望を出して、朝早くからお出かけ。まずは丸の内にあるお店に行ったのですが、想像以上に高級なた佇まいに田舎者二人はビビってしまって、入らずにおしまい。フムー。

次のお店に行く前に、腹ごしらえをしておきましょうかとのことで、うっかりと丸ビルのレストラン街に入りそうになったのですが、よーく考えたらこの辺で行ってみたいお店があったよなぁ…と記憶を振り絞って、そうそう、パニーニのお店があったよ! と思いだして、パニーノ・ジュストへ行く。どのビルにあるかの記憶があやふやだったのだけど、「オアゾ」と思いだしてよかった…。

いつ覗いても人の多い店だなーと思っていたんだけど、今日は12時前に入ったのでガラガラ。良い席に通してもらって、ふたりしてランチセットを注文。私はタルトゥーフォ(24ヶ月熟成ランギラーノ産生ハム、ブリーチーズ、トマト、ルッコラ、白トリュフオイル)、夫はトースト・デッラ・カーサ(ブラガハム、ゴーダチーズ、トマト、タルタルソース)。白トリュフオイルとニンニクの香りがすごくて驚いたが、味もおいしかった。生ハムなんて久しぶりに食べたなぁ。夫のトーストサンドもおいしかったので、また行きたいな。

Romancing とんかつキッチンたぐ

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5連休の2日目ってのは、なんだか、ダルダルと無為に過ごして許される日というイメージがある。早起きだけは欠かさない私ですが、今日に限っては、朝ごはんも食べずに昼手前までたっぷり寝る。ただ、たっぷり寝て置いてなんだが、起きた時の罪悪感が半端ないので、やっぱり、長時間寝るってのはあまり性に合っていないような気がする。小刻みに寝るのは好きなので、合計するとそれなりに寝てるんだけどねぇ。

昼ごはん…どうしようか…と、ぼんやり悩んでいたら、夫が「とんかつ、食べにいかんかね」と、ドヤ顔でさそっってくる。最近、夫は、近所にお気に入りのとんかつ屋ができて、それこそ、3日開けずに通うくらいの勢いで食べに行っているのでした。

お店の名は、「Romancing とんかつキッチン たぐ」。ふざけた名前ですが、店主は大変まじめそうな方で、奥様(と思われる)女性と二人で回しておられるようです。カウンターが10席ほど、2人用のテーブル席が2組、小上がりが2組程度の店で、私たちが行ったときにはカウンターに中年男性1人客が4人ほど、小上がりに夫婦連れが2組という感じでした。

夫はヒレカツとご飯、私はひとくちヒレカツと海老フライのセットを定食で貰いました(定食だと巨大な豚汁が付いてくる)。今日のお漬物はぬか漬け。夫いわく、普段はしば漬けなので珍しいとのこと。

肝心のとんかつですが、かなり美味しい。品のよい衣、揚げ油は植物油ベースでさっぱり。海老もおいしかった! これは、夫がほぼ毎日通うのもわかるなぁ。とんかつはもちろんのこと、から揚げやコロッケもおいしそうなので、近いうちにまた行きたい!

はしご

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午前の部は15時50分に終了。午後の部は16時30分からなのでまだ間がある。午前・午後と同じ日にチケットを購入している人は、わざわざ劇場の外に出ずとも、手近なスタッフさんにチケットを手渡せばロビーで待っていていいのですが、ずっと狭い椅子に座りづくめで陽にも当たらないのはいかにも身体に悪い。気分転換も兼ねて、外で早めの食事を取りに出る。

連休初日だからか、今日はそこそこ冒険してもいいやという気分になっていたので、YOUでオムレツサンドを食べる気…でいたのですが、でも、やっぱり店の前を通り過ぎてなんとなくスルー。第2候補にしていた支那麺はしごというラーメン屋さんに入る。ところで、「支那」という表記、私の携帯でも、パソコンのIMEでもATOKでも表示されずに検索して出てきた文字をコピペして貼るという手順を踏んで書いてます。やはりいわくつきの言葉だからでしょうか…。なかなか難しいものです。

話は戻って、はしご(四丁目店)。カウンターだけのこじんまりした店ですが、ほどよく広さがあって清潔感のある店内なので、女性の一人客でも入りやすい。はじめてなので、いちばんベーシックそうな「だんだんめん(坦々麺)」を注文。「ご飯いりますか?」と聞かれましたが、パス。隣のお客さんを見ると、小ぶりのお茶碗に軽めに盛ってくれていて、その程よい量に好感が持てました。足りなきゃ、何度でもお変わりすればいいんだもんねぇ。

5分ほどで出てきましたが、麺は極細のストレート。うちの近所の博多とんこつラーメンよりも細いかも。辛さは程よく、さっぱり程よいコクで最後まで食べ飽きない。とてもおいしかったです。量もちょうどよく、後半の観劇前の食事にちょうどよかったです。太肉や排骨が乗っただんだんめんも気になりますが、シンプルなしょうゆ味の鶏絲麺も気になります。今度はそれにしてみるかなぁ。

エネルギーチャージして、午後の部。「伽羅先代萩」の通しです。御殿・床下だけが名作として何度も上演されていますが、私自身は、観たのは2回かな。初めて観たのは魁春さんが初めて政岡をやられた時だったと思います。うんざりするの話の割に、それなりに面白く観れたな…と記憶していますが、次に藤十郎さんの政岡で観た時はなんかちょっと政岡が非常すぎて引いてしまったという感想。なので、先代萩はなぁ…と思いつつも、でも、玉三郎さんだからなぁ…と思いつつ観てみると、予想以上に面白かった(泣けた)。というか、これ、こんなに現代的な話だっけなぁ…と思いながらの観劇でした。玉三郎さんの政岡はお家のために尽くす前近代的な意味での勤勉な女性ではなく、ごく普通に、子持ちの仕事を持つエリート女性という感じでした。飯炊きのシーンも優雅な物腰できれいだったし(だいたいはここは眠たくなるところなんです)、縁者が違うと、こんなにも印象が違うのかねぇ…とつくづく感じいった一幕でした。

竹の間~御殿の流れで十分満足してしまったからか、最後の対決・刃傷は、個人的にはだいぶ眠たかった。今回は染五郎さんが特に大活躍でしたが、全体的に台詞がキレッキレでなんだかすごかった。ただ、この幕では細川勝元をなさっていたのですが、歌六さん演じる渡辺外記左衛門に対して、「外記、大丈夫か」と何度か声をかけるシーンがあるのですが、そのたびに、「元気? 大丈夫か!!」としか聞こえず、すごくいいシーンのはずなのに、ただただ勝元がエキセントリックな人にしか見えず(お腹を刺されて死にかけている渡辺外記左衛門に舞をひとさし踊らせるという大変にデリケートなシーン)、その辺がちょいと残念だったのでありまし。

ただ、役者さんのために言いますと、3階席はどうしても音がワンクッション何かを通したような音で聞こえるので、何の音でも、ややこもり気味に聞こえます。「外記」が「元気」に聞こえたのはそのせいなのです。歌舞伎座の音響は素晴らしいとよく言われますが、1階とそれ以外の階ではだいぶ違うんですよね。ま、お値段もだいぶ違うので当然なんですけどね。

コンビニめし

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秀山祭九月大歌舞伎を観に歌舞伎座へ。出来れば昼夜で別々の日を取りたいのですが、チケット残席の関係上、今回は昼夜一気の観劇。体力持つか心配…。

秀山祭って今年で10回目だそうですが、私、今年で6回目なんですよ。まだまだ胸張れる観劇歴ではないのは重々自覚しているのですが、それでも、今回ばかりは、おー、そんなに観てるのか…と、思ってしまった次第です。毎月最低2回は観に行っているので、回数だけは、結構な量ですね。ちゃんと身になっているかどうかは疑問ですが…。

秀山祭の面白さのひとつに、普段上演されることの少ない演目がかかることがあると思います。今年は特にその傾向が強くて、午前の部で上演された「双蝶々曲輪日記 新清水浮無瀬」「紅葉狩」「競伊勢物語」のうち「新清水浮無瀬」「競伊勢物語」、初めて見るものでした。それもそのはずで、この2本、いずれも、初演が昭和28年、31年にもかかわらず、今回が4度目の上演。そりゃ、たいていの人が初見だよなぁ。

「新清水浮無瀬」は、お馴染みの「角力場」の前段階に当たり、お芝居全体の導入部です。いわゆる登場人物の来歴紹介的な感じなので、これまでほとんど上演されなかったんでしょうねぇ。ただ、私的には、梅玉さん扮する与兵衛の衣装が超ツボ! 可愛すぎる! 可愛すぎて、珍しくブロマイドまで買ってしまった! 話も「内容がない」なりに、ほんわか楽しめる内容であり、ライトな宙乗りなんかも見れて、中々に楽しい一幕。個人的には、これ、今後も、ちょこちょこと上演して頂きたいなぁと思う次第なのであります。「競伊勢物語」は、すさまじく、ヘビーな話でしたねぇ。ちょっとこれは、もう少し整理してから感想書きたいです。ひとついえるのは、菊之助さんがとっても素敵だったと言うこと。やはり、きれいな女の人の役をおやりになる菊之助さんが一番好きだなぁ。

長丁場を乗り切るべく、最初の食事はごくごく軽く。コンビニのサンドイッチと青汁。

豚ねぎキムチ

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:

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昨日の晩ご飯があまりにも豪華すぎて朝まで消化しきれず、珍しいことに、朝ごはんをパス(幸いなことに昼には調子を取り戻し、いつも通り、残り物を詰めた弁当を食べる)。

夜、残り物を組み合わせたら、なぜか韓国風な食卓に。

メインは長ネギと豚肉とキムチの炒めもの。ものすごく小さいご飯が残っていたので(多分60グラムくらい)、夫用にチンして添える。

豚キムチの大半は夫に任せて、私は、弁当用に大量に作り置いていたチャプチェの残りを平らげる。味自体は決してまずくはないのだが、韓国春雨が冷め切ってこちこちに固まっていて、なんだか悲しい状態に。しかし、これで、大昔(相当)に韓国に行ったときに買ってきた食材を全部使い切った。清々しい気分です。もそもそチャプチェの合間にスンドゥブチゲ。すごく美味しい。きちんと丁寧に取った牛骨スープってのはしみじみと美味しいのね。また食べたいわ…。

あとは、梨のスライスにキムチを乗せつつ、ウーロンハイを飲む。明日からシルバーウィークということで、貯まった録画を見ながらの食事でした。