月別アーカイブ: 2011年5月

お弁当

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新橋演舞場で催されている五月大歌舞伎の夜の回を見に行ってきました。

今日の演目は、「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」「あやめ浴衣」の二本。

「籠釣瓶花街酔醒」は、吉原で実際に起こった「百人斬りの事件」を下敷きに、妖刀籠釣瓶の因果を絡めて描かれた人情話ですが、最近では籠釣瓶に関するところはカットして、なんで吉原で刀振り回して刃傷沙汰を起こしたの? ってな部分だけを上演することが多かったそうです。今回は、通しということで、籠釣瓶の由来、主人公次郎左衛門がなぜ痘痕顔で生まれたのか、という部分も上演し、最後に大詰めとして立ち廻りもプラス。

次郎左衛門は吉右衛門、治六(次郎左衛門の下男)は歌昇、八ツ橋は福助、栄之丞(八ツ橋の間男)は梅玉。

やっぱり見どころは花魁道中のところで(通称「見染め」といわれるシーン)、ああやっぱ福助丈、きれいだなぁ、と。結果的には、八ツ橋の弱さが最後の悲劇を招いたといえるわけですが、あんまり栄之丞が魅力的に描かれてなかったせいか、身請けしてくれる旦那と間男の間で揺れ動く女心ってのがイマイチ理解できず、「縁切り」のシーンが「八ツ橋、そりゃ、ないよな」って感じで冷静に見てしまったのがちょっと悔やまれます。

個人的には、従来通りの流れで上演してくれたほうが、次郎左衛門が狂気に走る様が理解しやすかったような気もするのですが、それでも前後の流れが分かるのはそれはそれでよかった気もします。いやぁ、なんつうか、切ない話でした。

ちなみに、大詰めは立ち廻りだけを見せるのですが、セットを用意するのに案外時間がかかっており、もう終わりかと勘違いして席を立つお客さんが多数。吉右衛門丈が何度も転んでおり、演出なのか、足の具合がよろしくないのか、どっちかわからずハラハラしながら見ましたが、これがあるとないとでは、最後のスカッと感が全然違うので、あって良かったなぁ、と。でも、なんか、全体的には、悶々とする話でした。

「あやめ浴衣」は、もとは幕末に作られた浴衣のキャンペーンソングだったそうで。あんまり人気になったので、明治になって振り付けもついて、舞踊化されたとのこと。歌詞がわかればなおおもしろかったのでしょうが、見るだけでも十分楽しかったです。衣装が元禄風なので、いつも見る舞踊とはちょっと違う雰囲気。

今日のお弁当は、お昼の残りを詰めたもの。全体的に地味なおかずですが、卵焼きがあるだけで、なんか場が持つ感じ。色合いって大事ですね。

九条ねぎ炒め

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大阪三越伊勢丹で買ってきた九条ねぎ。どう食べるのかいいかなぁ…と思ったけど、飯島奈美さんの本にごくシンプルな食べ方が乗ってたので真似しました。

九条ねぎは、斜め切りしたら、サラダ油をひいてカンカンに熱したフライパンでさっと炒め、塩ひとつまみ、しょうゆ少々で手早く味付け。最後に削り節をふわっと乗せておしまい。ねぎが甘くておいしかった。長ねぎで作ってもおいしいんだろうけど、ちょっと違うだろうなぁ。

ついでに、おなじページに乗っていただし巻き卵も作る。飯島さんのだし巻き卵は、失敗知らずだし、ほんとにおいしい。

この2品、「マザーウォーター」という映画に登場した料理だそうで。他の料理を見ても、シンプルだけど妙においしそうで、ちょっと冷酒が飲みたくなる感じの料理が多い印象です。今度観てみようかなぁ。

奥はふきの煮物。手前はふきの葉の佃煮。佃煮は、かえるちゃんレシピ。

これに豆腐の味噌汁と糠漬けがあったら完璧だったな…と思ったけど、どっちもないのでパス。でも満足なお昼ごはんでした。

飯島風

飯島風

「マザーウォーター」 [DVD]

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かえる食堂干したり漬けたり―季節の保存食 (天然生活ブックス)

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お菓子たち

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フードムードのクッキー詰め合わせの中から、ピーナツバタークッキーを開ける。厚焼きでボリュームがありそうに感じますが、程よい甘さと、口の中でほろりとほどける感じが絶妙。麦茶で食べてますが、ミルクコーヒーといいコンビだろうなぁ。

奥は、大阪三越伊勢丹で買ってきた「越乃雪」。なんで、大阪行って新潟の菓子を買ってんねん…と思いましたが、おいしそうだったので。

いわゆる干菓子なんですが、ぎりっぎりの柔らかさで固められており、手に持つのも危ういほどの頼りなさ。口に入れるとふわっと崩れて、品のいい甘さが広がります。これ食べてから飲むお茶(特に緑茶)が、非常においしい。

賀茂なすの素揚げ

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大阪三越伊勢丹で買ってきた賀茂なす。2個で500円というのは、高いのか安いのか。なすと考えればかなり高いが、賀茂なすだもんねぇ…と思うと、安い気もする。少なくとも、いつものスーパーでは手に取らない食材だけに、買って帰ったのは旅の高揚感ゆえかもしれません。

どう食べるか悩んだけど、「油屋ごはん」のレシピを参考に、まずは素揚げして、麺つゆベースのつゆでさっと煮て食べる。ついでに、ちょっと古くなったちりめんがあったので、一緒に素揚げしてトッピング。これが、青じそ、みょうがとともに、いいアクセントになってくれました。

普通のなすで同じように作ってもおいしいのでしょうが、身のしまり方が違うので味わいはだいぶ違う。ジューシーでおいしかった。

奥は、ふきの煮物。同じような味付けの料理が並んだけど、まぁいいか。

油屋店主の旨いものレシピ 油屋ごはん

油屋店主の旨いものレシピ 油屋ごはん

松浦軒

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「江戸時代からのレシピを忠実に作り続けている」という部分に惹かれて買ってきた、松浦軒本店のカステーラ。

だいぶ昔に、「タイムスクープハンター(TSH)」でカステーラ屋さんに転職した武士の話というのを見ており(CODE : 632456 [リストラ武士の奮戦記])、それがだいぶ印象深かったので買ってみた次第。

食べてみると、結構甘い。だけどくどくない。今のカステラと比べるとふんわり感には欠けますが、手作り感があって素朴な感じで、妙においしい。以前、母がカステラを作るのにはまってやたら作っていた時期がありましたが(私も好物でした)、その味に似ているような気がしました。

検索してみると、他に「松浦軒本舗」というお店もあるそうで。こっちもなんかおいしそうです。

水なす

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大阪三越伊勢丹の地下をぶらぶらしていたんですが、青果コーナーのあまりの安さに驚いてしまい、つい普段の買い物並みにいろいろ買い込んでしまいました。旅行に行ったはずなのに、野菜買って帰るってバカにもほどがある…と思いましたが、だって安かったんですもの…。

まずは、水なす。こちらでも買えますが、こちらで出回るのはまだ1カ月ほど先。夫の好物でもあるのでついつい買っちゃいました。夫のリクエスト通り、生のまま手で裂き、オリーブオイルと塩をかけて食べます。たまらなくうまいですね。

奥は、にんじんの葉をかき揚げに。にんじんの葉って大好きなのですが、今年は直売所にも出てこずちょっとさびしかったのですが、思いがけなく今年も食べれてうれしい。しかしながら、かき揚げって、難しいねぇ。何度やってもうまくできません。

石谷精華堂

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私、鳥取って行ったことないんですけど、このお団子は知ってます。結構いろんな雑誌見かけましたが、非常にファニーな見た目で印象に残っていたので、伊勢丹で実物を発見してついつい買ってしまった次第。

1個は2センチもない感じのミニミニサイズで、食べるのももったいないと感じるほどにかわいいお団子です。中は牛皮かな、あんこもさっぱりしていて味もグー。今度はちゃんと、鳥取に行って食べたいです。

551蓬莱

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大阪行ったら、やっぱり551の豚まんは買って帰りたい。

今回は、前回の反省をもとにちゃんとチルド品を買って帰りましたが、チルドを扱っている売店はすごく少ないから、並びましたねぇ。新幹線に間に合ってよかったよ。

さっそくふかして、ひとり2個ずつ(正確に言うと、私1.5、夫2.5ですけど)。やっぱりおいしいね。

本 二鶴

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観劇後、ガイドブックで見つけて気になっていた「本 二鶴」の茶巾寿司を買っていたので、帰りの新幹線で食べる。

地図の読めない女なので、店を探すだけで一苦労。宗右衛門町の通りを散々往復した後、ふと番地を読み違えていたことに気づくアホ。間口の小さい店ですが、案外わかりやすいところにありました。もう、次は迷いません。

注文してから作ってもらったのですが、店内は酢の香りがかなり強く漂っていて、酢がきつめの味なのかな…と思ったのですが、食べてみるとそうでもなく。味付けはしっかり目ですが、品のいい味。箱寿司や棒寿司など、いろいろあって、それらもおいしそうでした。今度、大阪で観劇する機会があれば、ここのお寿司を買ってみたいなぁ。