月別アーカイブ: 2012年2月

ホテルの朝食

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ホテルのバイキング。ほぼ前日と同じ。レタス、プチトマト、わかめ。自家製豆腐。スクランブルエッグにから揚げ1個。ご飯に梅干し。

夫はクロワッサン3個とジュース。このクロワッサンが気に入ったようで、この後、コーヒーと一緒に6個も食べてた。トータル9個。よく食うなぁ…。

割烹 丸清

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双葉の里を出てから、おじいちゃんち(夫の祖父)に寄って挨拶し、義父母の家に戻る。今回の帰省の最大のミッションは、義父母宅のパソコンの調子を見る(夫が)だったのですが、どうにもこうにもパソコンの動作が重い最大の原因はメモリがあまりにも非力だった…ということが分かったので、即ヤマダデンキへ。256MBって、相当厳しかったと思います…。

家電量販店でパソコンを買うと、「設置サポートもやりますよ」みたいな案内がされるのですが、ふとそのメニューを見ると、さほど、パソコンに強いわけではない私でも自力でやれるなーってことが列挙されてて、そのいちいちの作業料金の高さに驚く。全部頼むと、激安のパソコンが買えるんでは…というくらい…。そりゃ、夫がやるほうがいいに決まってる。

で、夫がパソコンをあれこれいじっている間、私はテレビ見たり新聞読んだり落語聞いたりとうだうだしており(夫の実家にもかかわらず)、キリのいいところで晩御飯に。この日は、「丸清」というお店で、ハモをご馳走していただきました。連日ご馳走ばかりで、こんなことでいいのでしょうか。ちなみに、ハモは中津の特産品のひとつです。

なお、上の写真はお料理の敷紙です。「なかつ鱧音頭」の歌詞が印刷されております。検索したら、中津市のHPに楽譜がありました。

 

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まずは、お造りと湯引き。お造りの身は甘く、湯引きにするとふくよかな印象。やっぱり梅肉だれがよく合います。大分と言えばかぼすですが、もう少しまあるい酸味のほうが合うのか、添えられた酸味はすべて橙でした。

お酒は軽くビールを飲んだ後、西の関を燗で。

 

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お椀に茶わん蒸し。もちろんハモ入り。いい出しです。

 

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続いて天ぷら。柔らかく炊いたごぼうを芯に、ハモの身と海苔で巻き、衣をつけて揚げてます。ふわっと柔らかくておいしい。次は、ハモしゅうまいと蒲焼。蒲焼は、ハモと言われないと気付かなかったかも。お酒を飲む人間にはちょうどいい量で進みます。

 

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ホントはここでメインなんですけど、その前に、「関サバが食べたいです」という私のド厚かましいお願いによって、関サバの姿造りを注文していただきました。うひー、このピカピカした姿が眩しい。

橙をキュッと絞って軽くお醤油をつけて、もう、超うんまい。名前こそサバですが、この歯ごたえはサバじゃない。しっかりしまった身と、たっぷりなのにさっぱりした脂がたまらなくうまい。やっぱり関サバはサバの王様だと思います。ホントにおいしかったです、ありがとうございました。

 

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関サバを堪能した後に、メインのハモしゃぶ。(ハモの)コラーゲン入りの汁の中で2回ほどゆすると、身がくるんと反り返るので、そうなったら食べ時。淡泊ながら滋味深い味わいは、関サバとは違う魅力でこれも美味。だしが出た汁で野菜を食べ、お料理は終了。

ご飯とみそ汁香の物。最後にデザート(黒糖風味の蒸し菓子)でシメ。あー、どれもこれもおいしかったです。ごちそう様でした。

 

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店先の水槽にいたハモさんたち。

割烹 丸清
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ラ・テラ

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お昼もわたくしめのリクエストで、「ラ・テラ」というイタリアンレストランに連れて行ってもらいました。というのも、昨年の10月に新宿伊勢丹の催事でここの料理を食べておいしかったからです。

もともとは中津市内にあったそうですが、今は豊後高田のほうに移転しており、車がなきゃ、絶対にいけないところ。夫はもちろん、義父母も「あんなところに、イタリアン?」という反応だったし、義父は私たちを連れて行く前に偵察しておこうかと、ちょっと前に行ってみたそうですが、案内板もぜんぜんなくて見つけられなかったそうで。確かに、行ってみると、軽く流したくらいでは絶対に見落とすね…と納得するようなところにありました。

ちなみに、グーグルマップで見ると、こんな感じ

ただ、店内に入ったら、平日なのにお客さんが多くてびっくり。義母によると、地元のフリーペーパーでも紹介されていたそうで、人気店なんですね。私は車を持っていないので街中にないと不便だな…と思ってしまうのですが、よく考えたら、普通は車を持っているのが当たり前ですから、車で行けるところにあるんだったら、どこだって問題ないんだよな、と。

 

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私はパスタランチで、パスタは3種類から選べますが、私は辛いソーセージとモッアレッラとパプリカのトマトソース。これに、フォカッチャとサラダ、前菜、食後にデザート(コーヒー風味のパンナコッタ、だったかな)とコーヒーがついて1000円。パスタは他に、オイルベースとクリーム系のものがありました。

サラダも前菜もパスタも味付けがやさしくて、とてもおいしかったです。久々に、おいしいフォカッチャ食べました。

 

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こっちは、夫が注文したピザランチの、ピッツアマルゲリータ。一切れ貰ったけど、モッチモチでおいしかったー。こういう気楽なイタリアン、うちの近所にもあればいいのにな。ごちそう様でした。

 

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食後に、「双葉の里」という資料館に寄りました。

現在は、大分が誇る大横綱、双葉山の記念館となっており、今年は生誕100周年だそうでイベントが目白押しのようです。いわゆる記念館なんですが、意外と面白かったです。いろいろ写真を撮っておけばよかったんですが、例によって使えないものばっかりでして、唯一使えそうなのは、コレだけ…。

「超六十連勝力士碑」にある双葉山の手形に私の手を合わせてみました。これ、人の手か? って感じですね。すごいなぁ。

● 昭和の大横綱『双葉山』~生誕100年記念~ 
● asahi.com:「60連勝以上の碑」 双葉山の地元、大分・宇佐に完成 – 社会 

ホテルの朝食

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今回は、義父母が近くにホテルを取ってくれました。もちろん、義父母の家にお世話になってもよかったのですが、泊まるたんびにいろいろ問題を起こすので(私が)、今回はこうしてみよっか…ってことで。おかげさまで、酔いつぶれることもなく、変な腹痛を起こすこともなく、無事に朝を迎えました。変な気を遣わせてしまってスイマセン…。

朝ごはんはホテルのバイキングで。レタス、プチトマト、わかめ、スクランブルエッグ、から揚げ1個、自家製豆腐、ご飯に梅干し。なぜ、朝からから揚げがあるのかというと、中津はから揚げが名物だからです。

夫は、サラダにスクランブルエッグにベーコンにクロワッサン。どこに行ってもぶれない男。

 

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ご飯食べてから義父母の家に行って少しのんびりしてから、宇佐神宮に連れて行ってもらいました。いつも、国道10号線を通るときに見える「宇佐神宮」の大きな看板を見るだけでしたが、想像していたよりも広大な敷地を持つ神社でした。右の写真は大鳥居。

 

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せっかく、携帯じゃないカメラを持っていたので、いろいろしゃれっ気を出して撮ってみましたが、後から見返すとどうでもいい写真ばかりでした。いつものことですが…。

左から、神橋から寄藻川を望む、大鳥居を下からあおって撮る、春宮神社の近くにあった変った形の石灯籠、若宮神社の脇にあった「警察犬警戒中」の看板(警察犬に会えるのかと期待しましたがいませんでした)。

だいぶ歩いたつもりでいましたが、HPの境内の案内を見ると、全体の1/3ほどしか見てない感じです。また行く機会があれば、もうちょっとちゃんと見ようと思いました。

 

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宇佐神宮は、ざっくり分けると上宮と下宮に分かれており、両方お参りするのが基本だそうです。上宮はいわゆる御祭神を、下宮は御饌宮(みけみや)とも言われ、農業、産業に関するお祈りをするところだそうで、伊勢神宮と似てるなぁ…と思いました。

上宮は比較的小高い場所に作られていて、ちょっとばかし疲れます。手前から一之御殿、二之御殿、三之御殿とあり、それぞれ八幡大神(応神天皇)、比売大神、神宮皇后が祭られています。参拝は、一之御殿から順番に、二礼四拍手一拝。出雲大社と同じです。昔は4回手を叩くのが当たり前だったのでしょうか。

ただ、めんどくさがり屋の私は、一之御殿だけ参拝して、あとはパス。お義母さんはちゃんと全部にお参りしていたので、きっとお義母さんにはいいことがあるに違いありません。

● 八幡総本宮 宇佐神宮

日本料理 本格懐石 味の雅 椿

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夫の実家に行く際、義父母に「何が食べたい?」と聞かれておりまして、すかさず「ふぐと関サバとから揚げ」と言った図々しい嫁。その話を母にしたら、「アンタ、自分が食べたいものばっかり言うたらアカン」とたしなめられましたが、ダメ嫁ってことでそこはお許しください。

そんな図々しい嫁のために、初日は「椿」というお店でふぐのコースをご馳走していただきました。

最初は、八寸と皮の湯引き。たっぷりご飯を食べたいので、ビールは軽めに、そそくさと日本酒(銘柄を失念)を頼む。でも、ソニックの振動が体に障ったようで(ソニックって上下振動を強く感じるので私は少し苦手)、軽い乗り物酔いを起こしており、あんまり飲めなかった。

 

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ふぐ皮をちびちび食べてたら、てっさが登場。どう補正してもきれいにならなかったのですが、身はもっとおいしそうな色をしていました。私は、てっさはそれほど好きってわけじゃないのですが、理由はあんまり味がしないから。食べた気がしないっていうのかなぁ。

でもそれは、あんまりおいしくないふぐばっかり食べてたからだ…ということがよく分かりました。ちょっと厚めにそがれた身は歯ごたえがよく、うまみが強い。ものっすごいおいしい。義父母も夫も「どんどん食べないさい」と自分の分まで勧めてくれるので、私一人で2.5人前くらい食べました。すいません…。

ちなみに、お皿の上にいるのは肝。ふぐの肝…、ちょっと怖いなぁと思いましたが、食べてみるとトロッとクリーミィーで、なんていうのかなぁ、さっぱり味のラードみたいな感じ。正直に言うと、かわはぎの肝のほうが味としては上かな…という気がしましたが、なんといっても初体験ですから印象深い味。

 

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で、ですね、うっかりものの私は、メインディッシュの鍋の写真を撮り忘れたわけなのですが、ぶつ切りにされた身は、だいぶ長い間ピクピクしていてかなりグロテスクだったので、写真にとらなくてよかったような気もしてます。

まずはふぐだけ鍋に入れて先に食べます。わりにすぐに火が通るので、さっと引き上げてポン酢につけて食べます。実がプリプリで、もんのすごくおいしー。ふぐを食べ終わったら次に野菜。ほとんどしゃぶしゃぶした状態にもかかわらず、鍋の汁にはふぐのだしがしっかり出ていて、野菜だけでもいい感じ。

で、最後にお楽しみの雑炊。私はふぐを食べるときは、全部すっ飛ばして、雑炊だけでもいいくらいこれが好きなんですけど、今日のはことにおいしかったです。ごちそう様でした!

● かぼすタウン » 日本料理創作懐石 味の雅 椿 

西鉄グランドホテル

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普段は、携帯からフリッカーに投稿すると、自動的にワードプレスに転送して記事を更新する…という形をとっているので(夫に作ってもらった)、それ以外の投稿の仕方がよく分からない。で、四苦八苦しながら記事を更新しているわけですが、なんとか一つできたのでとりあえず更新。

博多では西鉄グランドホテルに泊まりました。あちこちにライオンの意匠が見られるのですが、そのライオンがプードルみたいなシルエットでえらくかわいい。

朝食はバイキングでしたが、後々のことを考えてちんまり盛る。パンケーキ半分に、パン2個、ベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグ、温野菜。自家製豆腐にホテル特製の食べるオリーブ油をかけたもの。ブルーベリージャムを乗せたヨーグルト。りんごジュース。何処が軽めやねん、と思いましたが、まぁちょうどいい量でしたよ。

夫はクロワッサンとサラダ。

● 福岡・博多のホテル【西鉄グランドホテル】 

一風堂

一風堂 by nekotano

ホテルで夫と合流し、なんか小腹がへったなぁ…ということで、ラーメンを食べに出る。最初はホテルの近くにあった「一蘭」に行こうと思ったんですが、並んでたんで断念。すぐ近くに「一風堂」があるのに気付いてそこに入ることに。

一蘭も一風堂も、東京にお店があるのは知っているのですが、入ったことがない。なので、食べたこともない。ドキドキしながら、夫は白丸、私は赤丸を注文。

で、初一風堂だったわけですが、すっごく美味しかったです。赤丸は白丸に比べて脂がいっぱい入ってるのが見えるのでビジュアル的にも濃厚だなってのは分かるんですが、濃厚なのにさらっとしていて飲み干せそうな感じ(我慢したけど)。夕方にカツサンドを食べているので1杯でやめましたけど、晩御飯だったら、替え玉してちょうどいいくらいのボリューム。おいしかったなー、今度は東京で食べようと思いました。

ただ、ホテルに帰ってお風呂に入ったら、服から髪の毛まで、とんこつの匂いが染みついていて驚いた。いやー、さすがとんこつ。でもおいしかったから仕方ない。

● 一風堂

まい泉

まい泉 by nekotano

博多座の二月花形歌舞伎、夜の回のチケットは取ってなかったのですが、体力的に大丈夫そうだったので続けて観ちゃうことに。

残席状況を記したボードを見ると、A席とB席はかなり余裕があるようだったので、窓口でB席を頼んだら、残り3席しかないという。へーと思いながら購入し、席に行ってみると、なんと左右の70席近くがガラッガラ。あんまりにも人がいないので、隣の女性と「どうしてこんなに空いてるのでしょうね」と言い合ったくらいでした。

その辺はさておき、夜の回は『華果西遊記』『鬼揃紅葉狩』の2本。どちらも、猿之助四十八撰の内に選定されているお芝居で、とにかくサービス満点。特に西遊記のほうは、まぁ西遊記でしょ…くらいの気持ちで見ていたのですが、これがねぇ、しっかり歌舞伎なんです。歌舞伎の様式はきちんと土台にありつつ、京劇の要素やマジック、宙乗りなど派手な見どころが盛りだくさんだし、二幕の間にこれでもかとぎっしりエピソードを詰め込んでいて濃厚でした。まさに右近さんのためのお芝居といった感じで、とても楽しかったです。

夜はあらかじめ空港で買っておいた、まい泉のヒレカツサンドで。博多座は食べ物には事欠かないことが分かったので、今度は手ぶらで行っても大丈夫だな。

相撲茶屋大塚

相撲茶屋大塚 by nekotano

夫の実家に行く前に福岡で一泊。この日に合わせて、博多座の二月花形歌舞伎のチケットを取っていたので、さっそく博多座へ向かう。

福岡空港に着いたのは10時20分ごろだったかな。ダッシュで地下鉄に乗り、中洲川端駅で降りて博多座へ。10分前には席につけたのですから、博多ってのはホントに便利な街です。

博多座は初めてなので、とりあえずB席を取りましたが、十分問題なし。ただ、歌舞伎専用の舞台じゃないからか、舞台が大きいというか、舞台と客席の空間が広すぎるというのか、間延びした感じというのか、なんかちょっと違和感があって、それに慣れるまでに少し時間がかかりました。ロビーは落ち着いた雰囲気で、明治座に似てるなぁ、と。売店が多くて、幕間中はとってもにぎやかでした。劇場内での飲食は禁止なのですが、ロビーにソファがたくさんあるので、問題なかったです。

二月花形歌舞伎では上演前に役者さんのあいさつがあるのですが、この日は春猿さん。ベラボーにテンションが高くて、非常に面白かった。「役者は拍手が大好物」「拍手は何度おかわりしても飽きない」「拍手があればあるほど役者は木に登る生き物」「手が真っ赤に晴れるくらいになってお帰りいただきたい」と、とにかく拍手の大事さを昏々と説いておられました。ええ、もちろん、頑張って叩きましたよ。

この日観たのは、「天竺徳兵衛新噺」。三幕構成の通し狂言ですが、やっぱり元ネタをかなり端折って再構成しているので、一幕、二幕、三幕でちょっとずつ話が飛んでいて、通しというには少し無理があるような気もしましたが、面白かったです。澤瀉屋らしいサービス満点の舞台。

一応、羽田空港で弁当を買っていましたが、いろいろお弁当屋さんが出ていたので、せっかくなので一つ買う。「相撲茶屋大塚」というお店の幕の内弁当。12個に仕切られた中に、ご飯とおかずがちょっとずつ。博多座で売ってる幕の内は、ほとんどがこの形式でした。どれも薄味で作られていて、とてもおいしかったです。量もほどよく、満足満足。

● 福岡のあら鍋 相撲茶屋大塚|ちゃんこ鍋,あら料理,明太子の老舗