月別アーカイブ: 2017年6月

いかのプロヴァンス風

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昼間の食べ過ぎダメージが大きく、全く食欲がないものの、昨日買ってきたいかを捌かなくてはならんと台所に立つ。立ったら立ったで調子づいて、「いかのプロヴァンス風」(上野万梨子『小さなフランス料理の本』)を作る。食べられる状態じゃないのに。

プロヴァンス風と言いながら、中華っぽい皿に盛ってるし、そもそも、きちんと皮を剥いて白く仕上げなきゃいけないのに無精しているし、エシャロットの代わりに玉ねぎだし、グリーンオリーブの代わりにケッパーだし、タイム使ってないし、イタリアンパセリの代わりに普通のパセリだし、お手本無視しすぎ。それでもね、これ、おいしいんです。捌いて、食べやすい大きさに切ったいかを、オリーブオイル、塩、にんにくのすり下ろしに漬け込んでから炒めるんだけど、この漬け込みがポイント。しっかり、15~20分漬け込んでからさっと炒めると、柔らかくて、メリハリの利いた味に仕上がる。ひとつだけ味見して、にんまり。食べられないのが無念。

ししとうを素揚げして、大根おろし、めんつゆを薄くのばしたものをかけたもの。大根おろしくらいだったらイケるかなぁ…と思って作ってみたけど、ダメだった。昼、どんだけ食べたんだ、私…。

夫からは、一人で食べるのさびしいしおいしくないと。うー、そうかもしれんな、ヘンに待たすよりも、ラーメンでも食べさせておけば良かったか。

まつや

カテゴリー: 昼食, 外食 | 投稿日: | 投稿者:

まつや

お友達のアテンドで、神田まつやに初めて行く。参加者は私も入れて3名。私以外は、酒呑童子みたいなおねえさんです。私も結構エエ年だと自分では思っているのですが、私以外の二人は、私の年齢を聞いて「何やねん、その年は」と小娘扱いします。まぁそういうメンバー構成だと思って下さい。

11時オープンで、11時半に店で待ち合わせだったので、11時15分に店に着いたら、もう20人ほど店の前で待っていて驚いたけど、さすが蕎麦や、案外待たずに入れました。建物よりも背丈の高いマンションに挟まれたシブイ建物。ここだけ、不思議な時が流れているようです。

つまみもそばもメニュー豊富。ここは、頻繁に来ているおねえさん1にお任せする。第一声は、わさびいも、ゆばわさび、やきのり、わさびかまぼこ、なっとう。ふむふむ、つまり、この5品が基本ってことかしら。鳥わさもおいしかったらしいけど、生肉騒動以来、出さなくなってしまったそう。残念だけど、仕方ないね。ところで、このお通しの蕎麦味噌も、おいしいです(持ち帰りもできると後で知る。知ってたら買って帰ったのに)。そして、ゆばわさび、絶品。

まつや

続いて、やきとり(塩)、季節のおすすめからわさびのおひたし、じゃこ天。第3弾は、やきのり、にしん棒煮、枝豆の寄せ豆腐。何を食べても気の利いた感じで、おいしい。お酒は、ビールのほかは、菊正宗の常温か燗。お猪口が持ちやすくてイイ。

まつや

ひととおり食べたところで、そばがき。しっかり練っているタイプで、食べ応えあり。これを食べたら急にお腹がふくれてきた。

まつや

最後に、もりそばとごまそば。そばはしっかり角の立ったコシの強い感じの食感。つゆはオーソドックスで、お江戸のおそばにしては甘みの強い印象。藪よりも丸い感じ。ごまそばは、ごまだれのこと。これまたうまい。結構量があります。つゆがかなり好みの味なので、何を食べても、おいしいと思うと思います。店内の雰囲気も良くて、おばちゃんたちがみんなこざっぱりで優しくて気の付く感じで、とにかく感じがいい。また行きたいなー。

近江屋洋菓子店

まつやの近くにある、近江屋洋菓子店に寄って、フルーツプリン。スプーンを刺したら余裕で垂直に立つような、ぷりっと固い昔のプリン。上に乗った果物がおいしい。お友達のケーキも少し貰ったけど、ジェノワーズの部分がかなりおいしかった。レトロ可愛らしさを感じる店内は不思議な雰囲気で、この店好きな人が多いのも頷けます。今度はカウンターでアップルパイを食べたいな。ソフトクリームもいいな。

プリン食べている最中に急に眠気が襲ってきて、そのまま寝落ちしそうだった。お酒もそうだけど、それよりも、お腹がはち切れるほどに食べたのって久しぶりです。つくづく、ものを食べるのも体力がいるんだなぁ…と思い知りました。もう、暴飲暴食は慎まなければな…。

サイゼリヤ

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珍しく残業が発生していつもより1時間ほど帰宅が遅くなってしまったら、夫が「今日はサイゼにしよう」と言ってきたので、サイゼリヤで待ち合わせ。

私の方が先に着いたので、柔らか青豆の温サラダ、真いかのパプリカソース、辛みチキン、白ワインデキャンタと、好きなものを頼んで待っていたら、夫も到着。取り急ぎ、フレッシュチーズとトマトのサラダ(Wサイズ)、ポップコーンシュリンプ、ドリンクバーを注文したが、着いた瞬間から機嫌が悪い。なぜだ…としばらく考えて思い当たったのは、子供の声だった。金曜の早い時間帯の夜と言うこともあって、店内はお子様も多い。フツーに予想できるレベルの人数だった気もしたが、夫には予想外の多さだったらしい。そして夫は子供の騒ぐ声が嫌いだ(子供の声そのものがダメというよりも、予期せぬ瞬間に、急に大声を出すというのが、苦手なようです)。聞こえた瞬間額に青筋がたつが、こうなるともう、あらゆることが不機嫌になる。何を話しても怒ってるし、豆サラダを取り分けるときに玉子の黄身をつぶしてしまったら、それだけで怒っていた(玉子が嫌いなのです)。

おいしかったけど、おいしくない…。サイゼに行こうと言ったのは私じゃないのに、しょんぼり。

蒸しパン

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

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昨日残った、ポールの、アンシェンポール4レザンを蒸して食べる。そのまま食べても、焼いても、蒸してもおいしい。今日はバターをたっぷり乗せて食べました。

木次牛乳をミルクコーヒーに。ノンホモタイプがお気に入りなんだけど、今日はクリームラインがたっぷりで嬉しかった。

じゃがいものロースト

カテゴリー: 夕食 | 投稿日: | 投稿者:

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スーパーの赤札棚にあった新じゃが小芋、ちっちゃすぎるのって嫌がられるのかなぁ、きれいなのがたっぷり入っていたのにたたき売りされていた。ここまで小さいと皮を剥くのがめんどうなので、ごしごし洗って、そのまま食べちゃう。素揚げにしようかな…と思ったけど、最近ちょっと涼しいのを幸い、オーブンでローストにしてしまう。

ストウブ20㎝に、洗って半割にしたじゃがいもと、分厚めのスライスにしたにんにく2個分、ローズマリーを多めのオリーブオイルで炒めて全体的に油を回したら、ふたをして170度のオーブンで50分。出来上がりに塩振って、ざっと混ぜたら、もうおしまい。じっくり加熱したせいか、ぽくぽく、でも新じゃがならではのさっぱり感もあり、いくらでも食べられる。じゃがいもと、にんにくと、ローズマリーの組み合わせは本当に素晴らしい。

芋を焼いている間に、骨付きラムのソテー。いっつも火加減に悩むけど、まぁ、こんな感じでいいのか…と。時々無性に食べたくなるんだけど、時々しか食べないから、いっつも悩みながらの調理です。

いつも塩胡椒だけなので、今日はミントソース(ペパーミント刻んだのに、砂糖、白ワインビネガーを混ぜたもの)も作ってみた。ラムの脂のこってり感が消え去って、驚くほどさっぱり味に変化する。まさに激変って感じでしたが、こってり感も嫌いじゃないので、この辺は良し悪し…と言う気分も。でも、脂が苦手な人とか、ラムに食べ飽きたと言う人は、こういうソース、必須だと思います。ソースひとつでこんなに変わるとはビックリ。

ポールのアンシェンポール4レザンに、クロワッサン。アンシェンポールはすごく好きなパン。

麺工房 厨

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夕方帰宅したら、夫が「今日は厨にせんか」という。この前行ったばっかだけど、なんで? と尋ねると、あなたの日記を読んだら妙にまたうどんが食べたくなった、と。あらあら。

そういうことならと、また厨。この前はとり天だったけど、今日はテンペで。実を言うと、テンペ2個にとり天1個というメニューができたら嬉しいな…と思ってるけど、基本的には、鶏かテンペかと言われればテンペ派である。これに、キムチ納豆。本日のお酒は、天狗舞(純米)で。

夫はとり天うどんぶっかけ。ほんのちょっとうどんを貰って、キムチ納豆と一緒に食べる。お互いちょうどいい量で、大満足。ごちそうさま。

にら汁

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少し前に作った、ウーウェンさんレシピの甘みそ炒めが好評だったので、本(『北京の酒菜』)を読み返して、同じ味つけでもう一回。今回はちゃんと、にんにくと赤唐辛子も使用。前回よりも野菜をたっぷり入れたので色味は薄くなりましたが、おいしかった。というか、甜麺醤としょうゆを1:1で混ぜたのだけでこんなにおいしいのか…。

にらを大量に買ってきたので、まずはにらの大入り汁。平松洋子さんのエッセイ(週刊文春の『この味』)で覚えて以来のわが家の定番。2人で1束分のにらを細かく刻んで、そのまましばらくおき、鍋に入れ出しを注ぎ、あくをすくいつつとろりとなるまで煮たら味噌を薄く溶く。お腹の底がじんわり温まっておいしい。

揚げ春巻

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生春巻きの皮を使って、揚げ春巻きを作る。鶏挽き肉に、長ねぎ刻んだの、干したけのこ、干ししいたけ、春雨をもどしたのを刻んだのを混ぜて、味つけに紅腐乳をひとかたまり。よーく混ぜて、ぬらしたライスペーパーで巻いてしばらく置く。

イメージしたのは、ベトナム料理のネムザン。なんだけど、ベトナム独特のうっすーいライスペーパーじゃないからか、結構ゴツイ仕上がりになってしまった。ひっつきやすく、なかなかカラリと揚がってくれず、揚げるのに大苦戦。いくつか失敗して、ようやく最初は150度ほどの低温でじっくり揚げ、一度引き出して180度の高温でカラリと揚げ直すのがベストだと分かった。ネットで検索すると「高温でさっと揚げる」と言う表現もあるのだけど、それは多分、ベトナムのライスペーパーを使ったものだと思う。いわゆる普通の生春巻き用のライスペーパーだと、最初っから高温で揚げるのは難しい気がする。なんとかして、戻さず使えるベトナム製の極薄ライスペーパーを入手してみたいものです。

昨日の夜に揚げておいたのを、レンジの「フライ温め機能」でチンし直して、3等分に切って、サニーレタスで巻いて食べます。夫には薄口しょうゆ+レモン、私はナンプラー+水+レモンのたれを添えて。レンジのフライ温め機能って、グリル+スチームを使うんだけど、どっちも超久しぶりに使った。が、想像以上にカリッと温められていて、いやぁ、すごいわ、文明の利器…と思った。結婚した年に買った、パナソニックのスチームオーブンレンジ(「ビストロ」より古い機種)。まだまだ使えるので、頑張って欲しいです。

夫は「レタスできゅきゅっと一口サイズに巻いて食べる」という食べ方は苦手なので、ボウルと叙々苑ドレッシングを出して、レタスは自分でちぎってサラダとして食べて貰いました。私はこういうの好きなんですけどねぇ…。気分はすっかり、鈴木珠美さんの『ベトナム葉っぱごはん』です。昔はふたりで同じものを食べないと…と思っていた部分もありましたが、最近は、手間がかからない範囲で、それぞれに最適化して食べるのもいいだろう…と思うようになりました。

昨日の残りの蒸し鶏とソースで、棒々鶏をもういっちょ。きゅうり2本分をせん切りにして、今日はきゅうりが主役。サニーレタスもたっぷり食べて、今日は生野菜天国でした。

グラノーラ

カテゴリー: 朝食 | 投稿日: | 投稿者:

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夫が起きてこないので、ひとりグラノーラ。ものぐさな私ですが、漆塗りの器を使ったときだけは、きちんと洗ってから出かけます。

棒々鶏

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数日前から棒々鶏が食べたい…と言う気分だったのだが、夫はあまりこういう料理を好かんので悩みつつ茹で鶏だけ作っていた。「棒々鶏」と言って反応が悪かったら、衣を付けて揚げてしまおうかと思って(高山なおみさんのレシピで、茹で鶏に片栗粉をまぶして揚げる料理があるのだ)。

ただ、幸いにも、そんなに鈍い反応ではなかったので、棒々鶏にしてしまう。棒々鶏ソースのお手本は陳建一さんの『うま辛でごはんがおいしい四川料理』にあるレシピで。最近こればっかりだが、しかし、今まで作ったものがどれもハズレなしだったので、つい頼りにしてしまう。

香味野菜は、長ねぎのみじん切りとしょうがのすりおろし、それに、白練りごま(本当は芝麻醤)、しょうゆ、酢、砂糖、ラー油、ゴマ油。家にある普通の調味料だけなのに、できあがりは市販の調味料のような味になったのが不思議だった。やっぱプロってすごいなぁ。きゅうりのせん切りと茹でもやしを添えて一緒に食べたけど、あー、これに、中華麺も付けたい! と思った。そうだ、去年は冷やし中華を食べなかったから、今年は食べなくては。

夫の平日のお昼用に揚げ浸し(なす、ピーマン、エリンギ)を作ったので、味見に少々。

あとは、つぶ貝が安かったので1パック買って、これは私のおつまみに。小鍋に薄くのばしためんつゆ、薄切りしょうがと一緒に入れて、ゆっくり加熱。5分ほど煮てからそのまま置く。ちびちび飲みながら爪楊枝などで巻き貝の中身を出すのも楽しい作業…なのかもしれませんが、私はあまりこれが上手ではない。見かねた夫が果物フォークを使って全部取り出してくれました。よく考えると、どこに行っても巻き貝の中身を出すのは夫…。いつもすいません…。

ゆで玉子は夫のおつまみです。お酒じゃなくて、りんごサイダーのお供に。