何気なく魚屋に行ったら、しこいわしが安かったので、オイルサーディンにしようかなと、買って帰る。

いつだってあるんですが、この時期は特に新鮮そうなので（しかも安いし）、一度は食卓に乗せたい。夫はこの手の青魚は嫌いなのですが、「オイルサーディンなら食べるよ」と言っていたので、作らん手はない、ということで。

しこいわしは、頭とはらわたを取って流水でしっかり洗い、海水程度の塩水（1リットルに対して塩30グラム）を作って10分ほど漬けこむ。保存食として作りたい人は、1時間ほどしっかり漬けこむか、塩分濃度をもう少し濃くした方がいいですが、個人的には塩気がきつくないものの方が好きなので（市販のオイルサーディンは塩気が強くて、私には少しきつい）、ここはさっとで。どうせすぐに食べちゃうし。ただ、ここでしっかり鰯の身に塩を回しておかないと、加熱する際に身がぐずぐずになってしまうので、最低限の塩気は必要です。

水けをきって、琺瑯のバットに並べて、ローリエ、黒こしょうを入れて、ひたひたになるまでオリーブオイルを注ぐ。120度に予熱したオーブンに入れて、1時間加熱し、そのまま冷ます。

早速、作ったオイルサーディンを肴にビールです。今日は、少し手のかかる仕事を終えたので、ことのほかおいしい。夫は、少し身が柔らかすぎるとか、塩気が足らんとか言っておりましたが、それでも食べてたので、まぁよし。

あとは、いか大根の煮汁を使って、卯の花。具は何でもありですが、青味をたっぷり入れるのだけはお約束。今日は堅めにゆでたきぬさやで。他、レンチン豆腐、うどの皮のきんぴら。