うつわノートで開催中の「増田勉展」に行くために、川越に行く。
増田さんとは数回お話させていただいているのだが、さすが人気作家だけあって、ただ「こんにちわ」と挨拶するだけではなかなか思い出してもらえない(ただし、元学校の先生だけあって、二言三言話をすると、あぁあぁって感じで思い出してくれる)。
のだけど、今回は夫も一緒に行ったので、夫とワンセット記憶が辿れたようで「おぉ 府中からわざわざ!」と、すぐに気づいてもらえた(でも、実は、府中から水道橋に行くのも川越に行くのも、時間も手間もほとんど変わらなかったりする)。わざわざ器屋にうつわを買いに来る男性ってのは、女性に比べれば多くないようで、夫はどこに行っても、変な自己紹介などせずともほとんどの場合一発で名前と顔を覚えてもらえる(羨ましい)。在廊2日目で、やや一段落した時刻に伺ったのもよかったようで、いろいろゆっくりお話が聞けて楽しかった。
今回の個展は、特にどれもこれもよかったなぁ。もう、散々悩んで、ちょっと深さのある4寸皿と大皿を1枚買いました。特に大皿は、店主から「これは、いいのを選びましたねぇ」と褒められて、ちょっとにんまり。最近ようやくお皿にも一期一会的なものがあると言うことが、おぼろげにわかってきたような気がしているので、自分のチョイスが目利きの店主に褒められたのは内心嬉しかったのでした。
うつわノートに行く前に、近くの鰻屋さんで腹ごしらえしようかと思いましたが、あいにくお昼は既に終了。この店を勧めてくれた人が「予約してから行った方がいいですよ」と行ってくれたにも関わらず予約せずに行って撃沈。今度は予約してから行きましょうね。
ってことで、喜多院の中にある出店の焼きそばで腹ごしらえ。普通盛りでも大盛りでも500円という謎の価格設定。川越は、太麺を使った焼きそばを川越B級グルメとして強くプッシュしているようでして、今やさつまいもと並ぶ名物なんだそうです。
それにしても、ホントに太い。モッチモチ。95%麺だけという豪快な焼きそばでしたが(残りは、きゃべつ、紅生姜、桜大根)、美味しかったです。
ここから先は蛇足ですが、川越駅から喜多院までタクシーを使ったのですが、最初夫が「喜多院の北門まで」と言ったら、タクシーの運ちゃんが「ハァァァ!?」と豪快に小馬鹿系リアクションで対応したもんですから、この後、ずーっと不機嫌で大変でした。
実際、喜多院に北門はなくて、正しくは山門だったのですが、普通に指摘してくれれば済む話だよね…。タクシーの人にも言い分はあるのかもしれませんが(私が見た限り、夫はごく普通に行き先を告げただけですけどね)、その「ハァ!?」のおかげで、私はあの後本当に大変だったんですよ! ということだけは、記録としてここに記しておこうと思います。